鈴木農水相が備蓄米買い戻し表明 吉村山形県知事「一歩前進」もさらなる対応求める
鈴木農林水産大臣は1日、2025年に放出された政府備蓄米を買い戻すことを表明しました。山形県の吉村知事は「一歩前進」と評価した一方、適正水準の確保に向けさらなる買い戻しを求めました。
鈴木農水相「政府備蓄米の買戻し手続きを開始いたします」
2025年、コメの価格高騰を落ち着かせるなどの目的で政府が59万トンを放出した備蓄米について、県2区選出の鈴木農水大臣は1日、約21万トンを買い戻すことを表明しました。9月18日にも「随意契約」で買い戻すということです。
これを受け吉村知事は2日の定例会見で、「一歩前進」と評価しました。
一方、備蓄米の在庫量の適正水準は100万トンとされていますが、現在はおよそ32万トンです。今回の買い戻しの量を足しても適正水準に満たないことについて吉村知事は。
吉村知事「近年の大規模災害の頻発や不安定な国際情勢を踏まえれば政府の責任においてさらなる買い戻しを早急に実施して必要な備蓄水準を確保していただきたい」
さらにコメをめぐっては全国各地で新米の「概算金」が去年より大きく下落しています。こうした状況に対し吉村知事は「国が備蓄米の買い戻しをさらに増やすことで市場が変わる可能性もある」と考えを述べました。
吉村知事「備蓄米を100万トンまで買い戻しをしていないとその分がたぶついているそのような考え方もできる」
県によりますと、今年7月末現在、県内のコメの民間在庫量は10万500トンで、去年の同じ時期より3万トンほど多くなっているということです。
