大谷翔平(C)共同通信社

写真拡大 (全2枚)

 大谷翔平(32=ドジャース)の投手としての実戦復帰は、日本時間31日のタイガース戦、もしくは9月2日のカージナルス戦になりそうだ。

【もっと読む】鈴木誠也、専門家が予想する驚きの“価格”と移籍先

 あす29日にブルペン入りするが、「その後の予定はだれにも分からない。(実戦登板は)日曜も候補だし、火曜も候補だ」とはロバーツ監督。ブルペン投球で問題が生じなければ31日か、2日に実戦で投げるということだ。

 31日はグラスノー(33)、2日はラウアー(31)が先発予定も、現地特派員はこう言った。

「大谷の最初の実戦登板は1イニングのオープナー。31日に投げればグラスノー、2日ならラウアーは第2先発に回ることになる。つまり大谷の先発としての調整登板を優先するということでしょう。ここ5試合で3盗塁。26日のブレーブス戦では1点を追う九回、左越えの当たりを足で三塁打にしている。左膝の具合がかなり回復しているのは間違いない。ロバーツ監督は左膝の炎症に関して『もう、なかったものとして考えている』と言ったくらいです」

 大谷が17日ぶりにキャッチボールを再開したのは今月9日。首脳陣は当初、最低5イニングを投げる先発としてはプレーオフに間に合わないとみていたフシがある。2023年WBCで侍ジャパンを世界一に導いた抑えとしての起用も視野に入っていたらしい。

 ところが、キャッチボール再開から20日足らずで実戦復帰のメドが立った。患部が急ピッチで回復して事情が変わったのだろう。前出の特派員がこう言う。

「ベンチ入りできる投手は13人だが、二刀流の大谷は投手としてカウントされない。そのためドジャースはプレーオフでも投手を14人使える。その大谷ルールを最大限、有効活用しようと思ったら、先発起用です。先発として5~6イニングを投げた後も、大谷は打席に立ち続けることができるばかりか、リリーフ陣にも余裕ができます。プレーオフの先発は4人いれば回せる。スクーバル(29)、スネル(33)、山本(28)に続く4人目の先発には、大谷を起用するのが最も効率がいい。すでにラウアーはプレーオフのリリーフ起用が決まっていますが、グラスノーも救援に回る可能性が高くなった。大谷の復帰戦でグラスノーか、ラウアーを2番手で起用するのはプレーオフ用のテストでもあります」

 別の特派員が引き取ってこう言う。

「31日か2日に1イニングからスタート。9月28日のジャイアンツとのレギュラーシーズン最終戦まで5回程度、登板のチャンスがある。徐々にイニングを増やしていけるようであれば、プレーオフは先発として5イニング以上、投げられるかもしれません」

 大谷はプレーオフでのドジャースの先発について、「4枚目以降はわからない状態」と言っていた。要するに「わからない」から、4人目の先発を目指して調整するということ。あくまでも、あす29日のブルペン投球とその後の本人の状態次第とはいえ、どうやら大谷の思惑通りの展開になりそうな雲行き。球団内部ではプレーオフの4人目の先発候補として大谷が急浮上しているようなのだ。

佐々木朗希の状態は「かなりひどい」

 大谷が先発復帰に向けた階段を順調に上がっているのに対し、暗雲が垂れこめたのが佐々木朗希(24)だ。

 27日のブレーブス戦で右手中指のマメが破れた影響で、負傷者リスト(IL)入りすることになった。

「(マメが破れた状態は)かなりひどかった。患部を保護し、腕を動かし続けることはできるが、IL入りは避けられない。これまでマメの問題を抱えていたとは思えないし、突然、こういうことになったのは我々にとっても驚きだ。(復帰まで)最低でも2週間になる。朗希にとっても残念なことだと思う」(ロバーツ監督)

 佐々木は開幕からローテーションを守り、ここまで23試合に登板。この日の試合前まで、後半戦6試合はすべて2失点以内に抑えていた。いまから2週間後だから、復帰は早くて9月中旬になる。

「9月中に復帰できたとしても、プレーオフの先発は飽和状態。昨年の実績もあるし、ストッパーを務めることになるのではないか。抑えのディアス(32)とスコット(32)はアテにならないし、短期決戦のプレーオフでは怖くて後ろじゃ使えませんから」とは前出の特派員だ。

  ◇  ◇  ◇

 メジャーといえば、カブス鈴木誠也の市場価値がここに来て爆騰している。「外野手としての守備指標は上位で、肩もメジャートップクラス」などと高く評価されているが、5年契約が満了する今オフ、その“値段”はいくらになるのか。●関連記事 【もっと読む】鈴木誠也、専門家が予想する驚きの“価格”と移籍先 では、それらについて詳しく報じている。