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9月から羽田空港では新たな施設がオープンし、手荷物を預ける時間のルールも厳格化されます。

25日、日本航空などが乗り入れる羽田空港・第1ターミナルの新たな施設「北側サテライト」が公開されました。保安検査場を通過したあと、搭乗口まで連絡通路でつながる別館で、かんきつ系のアロマの香りが漂っていました。9月1日から運用が開始されます。

■保安検査場から最遠搭乗口まで約1キロ

これまで遠くの搭乗口から飛行機に乗る際、バスで移動するケースがありましたが、それがほとんどなくなり、歩いて移動できるようになります。車椅子の移動もスムーズになるなど、バリアフリーの面からも利便性が向上するということです。

全日空などが乗り入れる第2ターミナルでは、去年リニューアルして、すでに同様に歩けるようになっています。

ただ、その分、ターミナルの中を歩く距離は伸びます。例えば日本航空の場合、一番近い「F」保安検査場から、一番離れた「29番ゲート」までは約1キロ、徒歩で約15分とされています。これは山手線の駅でおよそ1駅分に相当します。

■まだどの便かは“決まっていない”

実際に、記者が歩いてみました。

「F保安検査場」から4分ほどで北側サテライトへ。柱や天井などが木で囲まれたウッディな雰囲気で、一番奥の「29番ゲート」まで、かかった時間は合計で12分でした。高齢者や子ども連れなどの場合は、もう少し時間がかかることも考えられます。かなりの移動距離となるため、自動走行する乗り物なども運用されるということです。

日本航空によると、まだどの便かは決まっていませんが、これまでバス移動だった、乗客が比較的少ない地方路線の小型機が多くなるだろうということです。

■締め切り時刻を過ぎた場合「原則搭乗できない」

9月1日から、羽田空港を発着する国内線の航空会社7社すべてで、手荷物を預けられる締め切りの時間が厳格化されます。預けたい荷物がある場合、これまでは「出発時刻の20分前」を締め切りとする航空会社が多かったのですが、9月からは「出発時刻の30分前」を締め切りに変更します。

そのうえで、日本航空の場合は、保安検査場通過の締め切りが出発時刻の20分前、搭乗口へは10分前までに来ないと乗れません。

国内の航空会社が加盟する定期航空協会は、「搭乗締め切り時刻を過ぎた場合、原則搭乗できない」と明確に案内し、利用者に協力を呼びかけています。

■背景に過去最低の定時運航率83%

こうした厳格化の背景には、飛行機の出発の遅れが問題となっていることがあります。国土交通省によると、昨年度、予定時刻から15分以内に出発した「定時運航率」は約83%で、過去最低でした。

例えば、手荷物を預けたのに、出発時刻が近づいても搭乗者が来ない場合、いったん飛行機に積み込んだ荷物を探して降ろさなければならず、出発の遅れにつながります。こうした遅れを防ぐためにも、荷物を預ける時間を前倒しして、利用者に早く空港に来てもらう狙いがあります。

スムーズで安全な空の旅には、利用者一人ひとりの協力も不可欠です。航空各社は、時間に余裕を持って搭乗するよう呼びかけています。