5回2死満塁、ベンチから坂本(手前)が放った左飛の行方を見る(左奥から)川相コーチ、橋上監督代行、李コーチ(カメラ・太田 和樹)

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◆JERAセ・リーグ 巨人2―3広島(23日・東京ドーム)

 粘りと意地を見せたが、勝利には届かなかった。失点直後に2度追いつく展開も、終盤まで競った一戦を落とし、連勝は3でストップ。巨人・橋上秀樹監督代行(60)は「一回も結局勝ち越せなかったんでね。なかなか流れ的には良くなかった。同点までいきましたけどもね」と落ち着いた口調の中にも悔しさをにじませた。

 連戦によるダルベックの休養に伴い、4番に大城を据えるなどオール日本人で臨んだ打線。2試合連続「5番」で出場した坂本の一発や、「上がってすぐですが、本当にいいものを見せてくれている。チームにいい刺激を与えてくれている」と言うように、前日22日に1軍昇格した増田陸、この日昇格した平山が起用に応えるなど、光はあった。ただ、橋上監督代行の言葉にもあったように、もう一押しできなかったのが敗戦に響いた。

 初回2死満塁の先制機など、再三の好機を生かせず。同点の5回には1死一、三塁から泉口が遊飛、大城の四球を挟み2死満塁では坂本の左翼への痛烈な打球を相手に好捕された。「満塁のところも非常にいい当たりでしたが、もしかしたら今日のポイントだったかな。ちょっとツキがなかったかな、と」と橋上監督代行。チームとして得点圏では6打数無安打に終わった。

 18試合連続無失点だった堀田は同点の8回に秋山に決勝犠飛を献上し、今季初黒星。それでも指揮官代行が「今までのことを考えれば、1点ぐらい取られることもあるでしょう」と語るように、救援として奮闘してきた右腕を責められない。救援陣の登板もかさむ中、よりリードを広げた状況でバトンを託したかった。

 「せっかく2つ勝ったので、3つ勝てるように」とカード3戦目に臨んでいたが、6月以来の同一カード3連勝はならず。後半戦の1点差試合はこれで1勝8敗となった。25日からは4週連続6連戦の最終週で、28日からは首位・阪神と甲子園で直接対決3連戦も待つ。この日でゲーム差は3・5に拡大。25日のヤクルト戦に敗れれば、虎に優勝マジックが点灯する可能性がある。逆転Vを現実にするためにも、主導権を握る戦いから勝利を重ね、より接近した状況で伝統の一戦を迎えたい。(田中 哲)

 【堀内恒夫Point】 18試合連続無失点だった堀田が決勝点を与えてしまった。厳しい言い方に聞こえるかもしれないが、ここまではそれほど大事な場面での登板はなかっただろ。その中で実績を積み上げてきたことは認めるが、同点の8回にマウンドを任されて先頭に四球では話にならない。秋山に打たれた犠飛も、相手が高めの球を待っているのに3、4球目と続けて高めへ。わかっていたけれど高めにいってしまった、ではね。(スポーツ報知評論家・堀内 恒夫)