【愛知・名古屋アジア大会】卓球女子の張本美和、日本勢60年ぶり「4冠」へ「難しいのはわかっている。でもやっぱり金メダルを」 兄・智和とのシングルス日本初きょうだい制覇にも期待…都内で結団式、決意語る
愛知・名古屋アジア大会の開幕まで1か月を迎えた19日、都内でチームジャパンの結団式が開かれ、卓球女子で世界ランク3位の張本美和(18)=木下グループ=、男子で同5位の兄・智和(23)=トヨタ自動車=らが抱負を語った。美和は1966年バンコク大会の深津尚子以来、女子シングルス、同ダブルス、同団体、混合ダブルスで日本勢60年ぶりの「4冠」を決意した。兄妹で日本勢初のシングルスで金メダルも狙う。
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美和は覚悟を決めて静かに口を開いた。32年ぶりにホーム・日本で開催される自身2度目のアジアの頂への挑戦。「4種目に出させていただく中で、もちろん難しいことは分かっている。でもやっぱり心の中では4種目で金メダルを取りたい」と高い目標を掲げた。1〜2月に全日本選手権で史上初の4冠を叶えたスカイホール豊田で、日本勢60年ぶりの快挙に挑む。
15歳で初出場した前回23年杭州大会は団体で5連覇の中国に阻まれての銀、女子ダブルスでは銅と2つのメダルを獲得。「プレッシャーはあまりなく、楽しんでやれた」と振り返った。18歳となり、女子シングルス世界ランク日本勢トップの3位。早田ひな(26)=日本生命=と組む女子ダブルスでは17日にランク1位に躍進。「4年に1度。結果を絶対に残さないといけない大会」と位置づけ、責任感もにじんだ。
28年ロサンゼルス五輪を見据えても“王国”中国超えは宿命だ。女子シングルスは94年大会Vの小山ちれ以降、7大会連続で中国が頂点に立つ。5月の世界卓球団体戦では、今大会も出場する世界ランク2位の王曼碰(おう・ばんいく)に12度目の挑戦で初撃破。中国勢との対戦経験から準備の中で「心・技・体」でなく「心・体・技」の順で意識して整えているという。「心と体が最高な状態でないと、スタートラインにも立てない。技術も大事だけど、まず心がいい状態でないと戦えないと感じる。まずは万全な状態で臨む」と気を引き締めた。
9日のWTTチャンピオンズ横浜では、兄・智和と国内開催で初の兄妹で同大会Vを飾ったばかり。男子単・複、同団体の3種目に出場予定の智和は「3種目で金メダルを目指す」と決意を込めた。アジア大会シングルスでも、兄妹が同大会で頂点に立てば、日本勢初の快挙。日本女子の若きエースが兄とともにホームで主役を演じきる。(宮下 京香)
