「ぷよぷよ」最大19連鎖!eスポーツ日本代表・11歳栗原悠輝「なってみたい」アジア大会史上最年少メダリスト 将来の夢は「電車の運転士」
愛知・名古屋アジア大会は、19日で開幕まであと1か月を迎えた。今大会に日本勢最年少11歳で出場するのが、eスポーツの栗原悠輝(プレーヤー名・ゆうき)=東京ヴェルディ=だ。今年4月にパズルゲーム「ぷよぷよ」でプロライセンスを取得。日本一のぷよぷよプレーヤーが、大会史上最年少メダルとなる金メダルを目指す。eスポーツは「eFootball」「ポケモンユナイト」など11種目13タイトルが行われる。
小学5年生がアジアの頂点に挑む。11歳の栗原は「日本を背負っているので、金メダルを取れるように頑張ります」と意気込んでいる。過去の大会最年少メダルは、18年ジャカルタ大会スケートボード女子で、銅メダルを獲得したインドネシア選手の12歳。記録更新もかかり、「(最年少メダリストに)なってみたい」と初々しく笑った。
運命の出会いは、幼稚園年長のクリスマス。母に買ってもらった「ぷよぷよテトリス2」をプレーすると、小学1年時からのめり込んだ。最大の魅力は「大連鎖」。最大19連鎖を達成した経験がある。上達するコツは「とにかく練習すること」。本格的に始めた当初は、学校から帰宅して宿題を済ませると、寝る直前までひたすら練習。ユーチューブも見て連鎖の組み方を研究し、腕を磨いた。
メキメキと実力を付け、10歳だった昨年、全国都道府県対抗選手権で日本一に輝き、今年4月にはプロライセンスを取得。年齢制限が引き下げられたことにより、小学生プロが誕生した。同じチームの「ともくん(本名非公表)」のプレー映像を見て「プロってかっこいい」と憧れを抱いたという。その、ともくんにはアジア大会の代表選考会で勝ち、1枠の切符をつかみ取った。「ライバルという感じもしているのでうれしい」と価値ある勝利だった。
普段の練習時間は1〜2時間ほど。週3日、塾に通い、勉強との両立にも手は抜かない。得意科目は「算数と社会」。プロになり各地への遠征が増えたことは、地理の知識にも結びついてる。
格闘技やパズル、スポーツなどのコンピューターゲームの腕前を競うeスポーツのファンは、日本eスポーツ協会によると国内で約950万人超(24年時点)。競技人口も、その4割程度いるとされる。その中でも今後の活躍が期待される栗原。将来は「電車の運転士」と意外な夢を持つが、今はぷよぷよで「世界一」が目標だ。まずは来月、最年少でのアジアNO1の座をつかむチャンスがある。「1位になることが好き。(自信は)結構ある」と腕をまくった。恐れ知らずの11歳は金メダルだけを狙う。(富張 萌黄)
◆栗原 悠輝(くりはら・ゆうき)2015年6月18日、東京都生まれ。11歳。小学1年からぷよぷよを始める。23、24年全国都道府県対抗選手権小学生の部で優勝。25年同大会オープン部門優勝。26年ぷよぷよグランプリファイナルで優勝し、年間王者に。ほかに好きなゲームは「ポケモン」シリーズ。好きな競技は卓球、サッカー。好きな食べ物は味噌カツ。157センチ。家族は両親。
◆ぷよぷよ 大人気対戦型アクションパズル。1991年にシリーズ1作目が発売され、35周年を迎えた。同じ色の「ぷよ」を4つ以上つなげて消し、連鎖によって相手に「おじゃまぷよ」を送り込む。相手のフィールドを埋めて最上部の「×」に到達させた方が勝利。今年のアジア大会では26日に開催。全参加国による1対1の個人戦で争われ、総当たりのグループステージと、トーナメント戦の2段階で争う。
