現地時間6月23日(土)オランダ/アムステルダムアリーナで開催された『K-1 WGP 2007 IN AMSTELDAM』。メインイベントでは、スーパーヘビー級タイルマッチが行われ、王者セーム・シュルトにマイティ・モーが挑んだ。

K-1、HERO'S、Dynamite!!で破竹のKO勝利を重ねるモー。この日も難攻不落のシュルト攻略に期待が掛かったが、試合はシュルトが完全掌握。序盤から左足での前蹴りに、細かいジャブ、接近戦では膝蹴りと、自分の間合いを崩さず、モーを一切寄せ付けない。その一方で、シュルトの懐へ入れず、まともにパンチを当てることすらできないモーは、2R中盤からシュルトの前蹴りに、かつて見せた事のない様な弱々しい表情を浮かべる。最後は3Rが終了し、判定でシュルトの完勝。最強のチャレンジャー、モーの難関をクリアしたシュルトは、いよいよ長期政権樹立となりそうだ。

そして、第10試合には、本大会最大の注目となっていたボブ・サップがK-1登場。サップは、昨年行われたK-1オランダ大会で、契約に関するトラブルから試合直前に会場から逃走。アーネスト・ホーストのオランダ引退試合をぶち壊している。

約1年振りのK-1復帰となったサップ。この日は、ホーストのオランダ引退試合において、急遽代役を務めたピーター・アーツと対戦。いざ、両者の登場となるや、凄まじいブーイングを浴びての入場となったサップに対し、オランダの英雄アーツは割れんばかりの大歓声で迎えられる。

しかし、試合は呆気なく終了。開始から突進したサップは、アーツにタックルを仕掛ける。そして、セカンドコンタクトで、再びタックルを狙ったサップがアーツの足にしがみつこうとするや、アーツは左の膝蹴りをサップのボディに突き刺す。この攻撃で悶絶したサップは、そのままKO負け。サップの不可解な攻撃と不完全燃焼でのKO、更にはアーツの試合を台無しにされたことで、会場はブーイングとモノが飛び交う異常事態に。試合後のサップは、セコンドのニコラス・ペタスに付添われ、足早にリングを後にした。イベント終了後、谷川貞治K-1イベントプロデューサーは「裏切られた気持ち」と語り、和解と相成ったかにみえたK-1とサップの関係は、再び元の状態へと戻ってしまった様子。

また、K-1ヨーロッパGPは、大熱戦の末、ポール・スロウィンスキーが優勝。日本人選手は、澤屋敷純一がニコラ・ヴェルモンを相手にKO勝利。15歳HIROYAは落ち着いた試合運びで、オランダの18歳、ロイ・タンから判定勝ち。ベテラン天田ヒロミはGP一回戦でスロウィンスキーの前に敗れた。その他、全試合結果は下記の通りとなる。