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―[ゼロ恋愛 ~経験値ゼロから学ぶ恋愛講座~/堺屋大地]―

 こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。
 筆者はLINE公式サービスにて計1万件以上のチャット恋愛相談を受けてきました。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがい、知見を深めているのです。

 2020年国勢調査によれば、日本人の「生涯未婚率」(50歳時の未婚割合)は年々上昇しており、女性は17.8%、男性に至っては28.3%にも及びます。そんななかで、恋愛がうまくいかないという方々にも筆者の知見が少しでも役に立てばなによりです。

◆結婚と独身、どちらのほうが幸せなのか?

※この記事は本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。

 今回は筆者の地元の友人・安室君(仮名・47歳・男性)が、飲みながら愚痴っていた話をもとに、「結婚はしたほうが幸せなのか? それとも独身のままのほうが幸せなのか?」について考えていきたいと思います。

 安室君は20代・30代の頃にたくさんの恋愛を経験しており、平たく言うと遊びまわっていたのですが、40歳になってから付き合い始めた6歳年下の彼女と、交際半年でスピード婚。現在は妻と幼い息子の3人家族を築いています。

「40代はまだ独身でも楽しくすごせただろうけど、さすがに50代、60代で独り身は寂しい人生になりそうだなと思って結婚に踏み切ったんだよ。おかげでかわいい子どもに恵まれたし、奥さんとも不仲ってわけではないので、はた目から見れば普通に“幸せ家族”なんだろうね。おかげで“老後の孤独”の不安はなくなった。

 ただ、ぶっちゃけ結婚して失ったものもかなり大きい。独身時代は週1、2のペースで深夜まで飲み歩いていたし、休みの日は昼まで寝て起きたら夜までずっとゲームしてたし、とにかく自由だった。けど今は家事も育児も半々で分担してるから、飲みに行く機会もゲームする時間もほとんどない。“自分の時間”ってものがゼロになってしまって、正直それがかなり苦痛なんだよね」(安室さん)

 安室君がこの愚痴の最後に、冗談半分ながらこう語ったことが衝撃的で印象に残っています。

「独身も地獄。結婚も地獄。どっちに進んでも地獄だった(笑)」(安室さん)

◆結婚で本当に自由な生活は失われるのか?

 安室君のように40歳ぐらいまで独身を謳歌していたものの、それから先の人生に待ち構えている老後を想像し、独り身でい続けることに恐怖心にも似た焦燥感に駆られるという人も少なくありません。