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警察庁が7月末に驚きのデータを発表した。今年上半期の特殊詐欺の認知件数は昨年同期から3408件増の2万2031件。被害額は昨年同期から1.5倍の1816億円で、上半期としては過去最悪となり、1日あたりにすると被害額は10億円となる。

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今年上半期の特殊詐欺の特徴としては、被害者の年代をみると被害額、認知件数ともに60代が最多。被害は幅広い層に及んでいるが、被害額でみると50代以上が約8割を占めている。

手口別被害額の割合はSNS型投資詐欺が43.9%を占めて最も多く、被害額は797.9億円。続いてニセ警察詐欺が28.0%、被害額507.9億円。SNS型ロマンス詐欺が13.6%、被害額246.6億円。架空料金請求詐欺が4.1%、74.6億円。オレオレ詐欺が3.8%、被害額68.9億円となっている。

「警察庁は将来や生活への不安から投資に興味を持つ人が多いことが、SNS型投資詐欺の被害増加の要因とみています。近年、50代以上の人もスマホを持つようになり、SNSを介して老若男女が詐欺に遭う時代になりました。若者より高齢者のほうがお金を持っているので、被害額の大半を高齢者が占める結果になっていると思われます」(犯罪ジャーナリスト)

そんな中、最近目立ったのが著名人のなりすましアカウントだ。今月10日から約1カ月の夏季休暇に入った「Mrs. GREEN APPLE」のメンバー、大森元貴は11日、自身のXに「夏休みをいただいた瞬間に、偽アカウントや、なりすまし、偽新曲が蔓延(はびこ)りだしましたが、全て偽物なので信じないようお願いしますね」と投稿。ミセスをめぐっては7月にも、ライブの無料配信をうたった偽サイトが存在すると注意喚起したばかりだった。

さらに、5月31日をもって活動を終了した嵐のメンバー、松本潤の偽アカウントについても7日に株式会社嵐が公式Xで「松本潤の公式Xアカウントは存在しませんので、くれぐれもご注意ください」と投稿。また、7月下旬には、イーロン・マスク氏になりすました岡山県の会社員の男が60代女性から70万円をだまし取った容疑で逮捕されたことも記憶に新しい。

「有名人のなりすましアカウントはほとんどが詐欺目的。一般的なパターンは、まず、偽アカに反応した人にDMを送り、やりとりを繰り返して本人と信じ込ませる。そこからLINEなどに誘導し、いろんな理由をつけてお金を引き出す方向に持っていきます」(同)

もしSNSで知り合った人からお金の話が出たら、まずは疑うことが必要だ。