トミー・ジョン氏(83)死去 「トミー・ジョン手術」で野球界に革命 通算288勝の名左腕
MLBは、26シーズンにわたってプレーした、元投手トミー・ジョン氏が死去したと発表した。83歳だった。ジョン氏は、「トミー・ジョン手術」と呼ばれる肘の靱帯の再建手術の通称の由来となったことでも知られる。
ジョン氏は1963年、20歳でクリーブランドでメジャーデビュー。その後、ホワイトソックス、ドジャース、ヤンキース、エンゼルス、アスレチックスでプレーした。1986年からは再びヤンキースでプレーし、46歳で現役を引退した。
左腕投手として通算288勝を挙げ、4度のオールスター選出を果たしたほか、3度のリーグ優勝チームの主力として活躍。サイ・ヤング賞投票では2度にわたり2位に入り、通算700試合先発は歴代8位の記録となっている。
1974年に左肘の靱帯を損傷した際、フランク・ジョーブ医師から史上初の肘の靱帯再建手術を受け、1976年にマウンドへ復帰。復帰後も第一線で活躍を続けた。この手術は現在、「トミー・ジョン手術」として世界的に知られ、ドジャースの大谷翔平選手も経験している。
MLBは声明で、ジョン氏について「1970年代に投球による負傷からの回復に革命をもたらすことに貢献した」と功績をたたえ、その死を悼んだ。

