養蚕を支えた蚕のオスとメスを見分ける雌雄鑑別の技術や鑑別士の仕事を紹介する特別展が藤岡市の高山社情報館で開かれています。

およそ100年前に使われていた繭の雌雄鑑別器。一般的に雌の繭は雄よりわずかに重く、その重さの違いを利用して蚕の雄と雌を見分けるために使われました。

丈夫さや繭の品質などを高めるため異なる品種の蚕を掛け合わせる一代交雑種=F1。このF1を作るために欠かせなかったのが蚕の雄と雌を見分ける雌雄鑑別です。

今回の特別展では雌雄鑑別に焦点をあて、繭の重さ以外にも蛹の大きさ、蚕の体の特徴、羽化する時間の違いなど、雄と雌を見分ける5種類の方法を紹介しています。

実際に使われていた鑑別器などが展示され、当時、さまざまな方法で見分けていたことを展示や体験を通して知ることができます。

また、こうした鑑別を担った鑑別士にもスポットをあて、鑑別作業や講習会の様子などを記録した貴重な写真資料も展示されています。

特別展は藤岡市の高山社情報館で8月23日まで開かれています。