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ロシアのプーチン大統領が北方領土の択捉島を電撃訪問しました。初めてとなるプーチン大統領の北方領土訪問に、高市総理大臣は「中長期的な関係回復を困難にした」などと強く抗議。そして「北方領土に関する日本の一貫した立場と相いれない。また日本国民の感情を傷つけるものであり、断じて許容できない」と強く非難しました。

■プーチン大統領「国際的な文書に明記」

13日、北方領土の択捉島を訪れたロシアのプーチン大統領。

「ここにいらっしゃるのはめずらしいですね」

ロシア・プーチン大統領「そうですね」

これが“初めての北方領土訪問”です。プーチン大統領は、他にも水産加工施設を視察。イクラのようなものを試食する様子も確認できました。

ロシア・プーチン大統領「おいしいです。ありがとうございます」

北海道の北東部に位置する「北方領土」。歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島の4つからなる“日本固有の領土”ですが、第二次世界大戦末期の1945年、当時のソ連が占領し、その後もロシアの実効支配が続いています。

今回、そのうちの一つ「択捉島」を訪問したプーチン大統領。前日には軍事演習を視察するため、極東サハリン州を訪れていました。その時の映像で言及したのは“北方領土”について…

ロシア・プーチン大統領(12日/ロシア大統領府のSNSより)
「日本は我が国に対して領土を主張している。しかし、これは第二次世界大戦の結果として国際的な文書に明記されている」

この“国際的な文書”が何なのかは明らかにしませんでしたが、“北方領土はロシアの領土だ”と改めて主張しました。

■安倍首相時代には「平和条約交渉」加速で合意

ロシア・プーチン大統領(12日/ロシア大統領府のSNSより)
「我々は多くの日本の指導者と建設的な関係を築いていたことを確認しなければならない。その中には悲劇的な死を遂げた安倍元首相も含まれていて、彼は両国関係の和解に大きく貢献した」

かつて、安倍首相の時代には建設的な交渉が進められていました。2018年には、北方領土のうち2島の引き渡しを明記した1956年の日ソ共同宣言を基礎に、「平和条約交渉」を加速させることで合意。

ロシア・プーチン大統領(2019年)
「会えてうれしい。ようこそ」

安倍首相(当時/2019年)
「平和条約締結問題について、じっくりとしっかりと議論したい」

しかし、交渉は停滞。2022年、ロシアによるウクライナ侵攻で大きく事態が変わりました。日本の経済制裁に反発したロシアが平和条約交渉を中断する意向を示したのです。

2024年には、北方領土を訪問する考えがあると明かしていたプーチン大統領。

ロシア・プーチン大統領(2024年)
「北方領土は興味深いが、残念ながら私は行ったことがない。だが必ず行く」

それからおよそ2年半がたった13日、突然の訪問でした。2010年11月に当時のメドベージェフ大統領が国後島を訪れて以来、ロシアの国家元首として2人目の北方領土訪問。元島民は…

北方領土の元島民・古林貞夫さん「まさか今回来るとは想像もしていませんでした。今まで以上に返還運動を強力に進めて、日本の国民に世論を盛り上げるような活動をさらに活発にするようにしないといけない」