「女性用風俗」の店舗数が4年で倍増!…主婦やOLが語る衝撃的な利用実態と“ガチ恋”の危うい現実

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いまや全国に400〜500店舗――

「いま『女性用風俗店』を利用される方は増えてますね。若い層では20代から、50〜60代の方もいますよ。OLから主婦の方まで、本当に幅広いですよ」

そう語るのは女性用風俗店『OASIS』新大久保店店長の桃尻けいこ氏だ。彼女によれば、女性用風俗(女風)の利用者は増加中で、利用する女性客の層がより幅広くなっているという。

「少し前に2時間1万円でセラピスト(男性用風俗でいうキャスト)に会えるという『レンタル彼氏』的なデートイベントを企画したら、かなり好評でした。最近は性的な部分だけではなく、心の癒(い)やしやホスピタリティの面を前に出すことで、お客さんの層は広がりましたね。

ギャラ飲みじゃないけど、『イケメンと飲みたいんですが、誰かいますか?』といった電話も来ます。今日も銀座の高級レストランに食事のみの90分コースで一人呼んでいただいています」(桃尻さん)

現在、女風情報サイト『Kaikan』に掲載されている店舗とセラピスト数は、7月21日現在で381店舗・5570人。’22年の167店舗・2417人から、2倍以上に増えている。しかも、この数字には″基地系列″と呼ばれる業界最大手の『秘密基地グループ』『OASIS』は含まれていない。これらも加えると、実際の女性用風俗店の店舗数は400〜500店、セラピストは約7000人くらいだと思われる。

女風ユーザーは何を求めて店に通うのだろうか。利用歴3年という、りのさん(仮名・40代後半)に話を聞いた。りのさんはパート勤めの主婦で、二人の子供はすでに成人して現在は50代後半の夫との二人暮らし。清楚で大人しそうな雰囲気の女性だ。一時期はかなりのヘビーユーザーだったという。

「今、ちょっと落ち着きましたけど、去年は月に複数回、利用したこともありました。1泊旅行に行くなど、かなりお金も使いましたし。でも、仕事も含めて自分の生活が、とにかく前向きで明るくなったんです。精神的にも肉体的にも、すごく落ち着きが出て、心配事や悩みが減りました」

女風のユーザーは、デートだけの人、ホテルでの性感マッサージだけの人、両方を利用する人など、人によって利用の仕方は千差万別だという。

りのさんの場合は施術を受けたあとに少しお茶をするなどの「施術+デート」のパターンで180分の利用が多いそうだ。料金はだいたい3万〜4万円で、″浮気″をしている認識はないという。では女風のどういう点に癒やされるのだろうか。

「セラピストさんは何でも聞いてくれるから、いろんな話ができるんです。たわいもない話から、ちょっと重い話まで。私は本心を打ち明けられる人がなかなかいなかったんです。

夫だからこそ話せないこともあるし、同性の友達同士だと、当たり障りのない話はできても、なかなか踏み込めない部分もあります。自分をさらけ出せるのって、今は本当にセラピストさんだけなんです」(りのさん)

「沼る」ことも

お金を払っているとはいえ、そこまで寄り添ってくれるセラピストに恋愛感情を抱いてしまうことはないのだろうか。月に一度の頻度で利用するというOLの久美さん(仮名・30代前半)が語る。

「やっぱり女性は心身両面を癒やされると、相手に″想い″が出てきてしまうんです。すると、『今は誰と会っているのかな』などと考えてモヤモヤしてしまう。

私の場合はそのたびに指名のセラピストを替える、いわゆる″回遊″をしてきました。その結果、これまで30人近いセラピストを指名することになってしまいましたが、最近ようやく、割り切って付き合えるようになりました」

客がセラピストに″ガチ恋″してしまうことを女風界隈では「沼(ぬま)る」という。数年前にメディアで女風の話題が取り上げられるようになり店舗数が一気に増えた頃、客を沼らせて多額のお金を使わせる悪質セラピストが話題になったことがあった。

ポジティブな面が喧伝されがちな女風の″闇″ともいえる部分だが、現在はクリーンになったのだろうか。

女風のセラピストに、サービスや接客の指導などをする会社を経営するEmiさんは「今でもありますよ」と語る。

「そういう使い方をする人は、社長夫人とかですね。一日貸し切りでン十万円とか。若い子も増えてはいますけど、お金がかかることなので、やはりメインの客層は40代から50代じゃないですかね。

一方で、女性客には″快楽″を求めている方もいるし、″添い寝だけしてほしい″とか、″いい男と歩いてるよ″って見せびらかしたいだけの人もいます。利用方法は本当に人それぞれなんですよ」

昨年は地上波のドラマになったり、インフルエンサーやユーチューバーが取り上げるなど、認知度が上がり続けている女性用風俗。だが、悪質セラピストの問題など、業界が抱える課題は少なくない。認知が広がった女風業界が発展していくのは、まだまだこれからなのかもしれない。

『FRIDAY』2026年8月7・14日合併号より