「子供たちも乗っていた…自分たちの真上に落ちていたかも」台風15号が関東直撃、ドラレコが捉えた“目の前で倒木”の瞬間
異例のルートで関東に上陸した台風15号は各地に被害をもたらしながら列島を横断し、その後、熱帯低気圧に変わりました。
一夜明けた12日は各地でゲリラ雷雨が発生。
お盆休みの列島を直撃しています。
辺り一面、冠水した駐車場。
強く降る雨で白くかすむ中を走行する列車。
車のワイパーも追いつかないほどの雨です。
富山県では午後3時過ぎ、ゲリラ雷雨が発生。
午後4時には高岡市にレベル4大雨危険警報が出されました。
ゲリラ雷雨は関東でも。
午後4時ごろ、群馬・前橋市がゲリラ雷雨に見舞われました。
視界が白くかすむほどの強い雨。
雨が降り始めてからわずか10分ほどで、駅前は辺り一面が冠水しました。
雨が波打つように降っていました。
11日午後8時ごろ、気象庁の統計開始以来初めて茨城県に上陸した台風15号。
各地では、被害が相次ぎました。
11日、最大瞬間風速17.1メートルを観測した東京。
東京・杉並区では桜の大木が倒れ、その重みで柵も曲がり、傾いていました。
近隣住民からは「やっぱり怖いです。いつ倒れるか分からないから」「夜でよかったと思います。昼間は人が結構通りますから」などの声が聞かれました。
また、杉並区などを流れる善福寺川では、大雨により一時レベル4氾濫危険警報が発表されました。
早送りで見てみると、一気に濁った水が流れ込み、刻一刻と水位が上がっていく様子が分かります。
北区でも根元から街路樹が折れ、雨が降りしきる中、撤去作業が行われていました。
さらに足立区では、工事現場の足場が歩道側に大きく崩れました。
崩れた足場につぶされプレハブの小屋が、くの字に曲がっていました。
けが人はいなかったということで、撤去作業を行っていました。
また、倒木の被害は各地でも発生しました。
栃木・日光市内を走る車のドライブレコーダー映像には、対向車とすれ違った次の瞬間、目の前に街路樹が倒れ、急ブレーキする様子が捉えられています。
車は止まりきれずにぶつかってしまいました。
運転していた人は「ブレーキを踏むのにいっぱいいっぱいでした」と当時を振り返ります。
その後、車はバックしますがこの時、車内には…。
運転手:
子どもたちも乗っていたので、あと数秒ズレていたら自分たちの真上に落ちていたかもしれないと思うと本当にちょっと怖かった。
運転していた男性や子どもたちにけがはなかったということです。
さらに、栃木県内を走る東北自動車道は、倒木の影響で一時通行止めになりました。
けが人はなく、その後、通行止めは解除されました。
さらに11日夜、最大瞬間風速28.6メートルを観測した栃木・宇都宮市では、JR宇都宮駅前の街路樹が倒れました。
この倒木の巻き添えとなり、大量のムクドリが犠牲に。
何とか難を逃れ、助かったムクドリもいました。
倒木の被害は宇都宮市内の公園でも…。
高さ27メートルの木が根元から倒れ、フェンスの一部が破損するなどの被害がありましたが、けが人はいませんでした。
また、下野市の北関東自動車道では、11日午後8時ごろ、工事のため設置したフェンスが200メートルから300メートルほどにわたって倒れ、走行していたスポーツカーが下敷きになりました。
運転していた男性に、けがはありませんでした。
鹿沼市でも倒木の被害が相次ぎ、道をふさぐように木が折れていました。
市内の別の場所でも…。
近隣住民たちは「風はやっぱり強かったですよ、かなりすごい音してましたんで」「今回の台風っていうのは、全く逆の方向へ向かっていますよね。通常の風の方向に対しては耐えられたっていうふうにあったんでしょうけど、全く反対だから弱いっていうか」と話します。
北関東を中心に相次いだ倒木は、水戸市だけで、12日午前6時の時点で約12件確認されたということです。
異例の逆走ルートで列島を横断した台風15号は、午前9時に日本海側に抜け、熱帯低気圧になりました。
台風15号が抜けた先の兵庫・豊岡市の海水浴場では、白波が立ち遊泳禁止になっていました。
海水浴に来た人は「孫と楽しめるように半年前から予約しました。この波見たらやっぱりあきませんね、入れないです」と話します。
西日本では熱帯低気圧の接近と大潮が重なり、兵庫県北部では一時、レベル4高潮危険警報が出されました。
台風15号が通過した後も広い範囲で大気が不安定な状況が続き、各地でゲリラ雷雨が発生しました。
午前6時半の千葉・銚子市では、台風が過ぎ去った後にもかかわらず、雨風が非常に激しくなり、雨どいからは勢いよく雨水が噴き出していました。
ゲリラ雷雨は早朝の東京都心でも。
午前7時半過ぎの八王子市内では、突然雨が強く降り、車が水しぶきを上げて走行していました。
