阪神・森下翔太 今季3度目2発で巨人粉砕!山崎撃ち26号&キング独走27号 最短15日M33点灯
◇セ・リーグ 阪神9―1巨人(2026年8月11日 東京ドーム)
阪神は11日の巨人戦(東京ドーム)に今季4度目の4本塁打、9得点の大勝で単独首位に立った。立役者は、森下翔太外野手(25)だ。3回に左中間席上段へ131メートルの特大弾を放つと、7回はバックスクリーンへ一発。セ・リーグ本塁打ランキングでトップを独走する26、27号で宿敵を粉砕した。デーゲームは20勝8敗1分けで、森下もデーゲームに強く、打率・318、8本塁打。得意の条件がそろった一戦で、真夏の首位攻防第1ラウンドを制した。
森下の弾道が、2度スタンドへ突き刺さった。黄色く染まった左翼席は狂喜乱舞し、オレンジ一色の右翼席からはため息が漏れる。セ・リーグ本塁打キングを独走する26、27号。「山の日」に行われた天王山第1ラウンドは、重量級2発で宿敵を粉砕した。
「結果的に勝てて、場面的にも良いところで打てた。一試合一試合切り替えているので。良かったと思う」
まずは1本目だ。3回2死、巨人先発・山崎のフォークを仕留めた。左中間席上段へ放り込む131メートルの特大弾。実に8試合ぶりのアーチで、山崎に2年ぶりの黒星をつける一打になった。2本目は7回。2番手・田和の外角スライダーを踏み込んで打ちにいき、バックスクリーンへ運んだ。試合後は「打撃でちょっと自分の中でも苦しんでいる部分があった。ずっと試行錯誤していた」と明かした。わずかに感じていた“しこり”を、この一戦で拭い去った。
巨人戦通算16本塁打はカード別では最多となった。チームはデーゲームで20勝8敗1分けで、森下自身もデーゲームの打率・318、8本塁打、21打点。得意の条件がそろった一戦で、ライバル球団にまたも嫌なイメージを植え付けた。
7月31日からの後半戦を迎えるにあたり、森下は体の状態を上向かせることに注力してきた。球宴第1戦で「下半身のコンディション不良」を発症。第2戦の富山にはファンに申し訳なく思いつつも向かわず、東京での調整を余儀なくされた。「止まっていると体が固まる。なるべく動いて、ほぐしていた」。ジョギングやプールでの歩行など、なるべく体を動かしながら回復に努めた。もともと体についてよく勉強し、知識や引き出しも多い。最適な調整でコンディションを上げ、現在は万全な状態にある。この日もフルで出力を発揮し、大きな2本のアーチを架けた。
「初戦を取れたのは大きい。引き続き頑張ります」。今カード3連勝なら、秋の歓喜へ近づく。若き主砲の目は、既に次戦へ向いていた。(松本 航亮)
○…森下(神)のゲーム2本塁打は6月30日の中日戦以来今季3度目、通算5度目で巨人戦で打ったのは初めて。これで巨人戦本塁打を通算16本とし、カード別でヤクルト戦の15本を抜いて単独最多になった。また今季はデーゲーム29試合で打率・318、8本塁打、21打点で、チームのデーゲーム勝率・714(20勝8敗1分け)をけん引している。
○…阪神は巨人に勝って8月7日以来の単独首位に返り咲き。チームは最短で15日に優勝へのマジックナンバーが初点灯する。条件は阪神が巨人に2連勝と広島に2勝か1勝1分け。巨人が15日まで4連敗すれば「M33」が出る。

