「私はセクハラの被害者です」「不倫関係だったので性被害などない」横浜市議と元立憲大物議員秘書&”サレ妻”が法廷で激突 「被害日記」と「イチャイチャLINE」のどちらが真実?
元立憲民主党の女性市議が、地元の前衆院議員とその元秘書夫妻との間で泥沼の訴訟を抱えていることが「デイリー新潮」の取材でわかった。“セクハラ”なのか“不倫”なのかーー。それぞれが裁判所に提出した「相反する証拠」。女性市議側は取材に応じ、「私は間違いなく性被害者です」と自身の正当性を主張した。(前後編の後編)
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【写真】元立憲・女性市議がつけていたと主張する「セクハラ被害日記」と女性市議&「元立憲・大物国会議員」のツーショット
前編【「75歳同僚から強引にキス」被害を訴えた女性横浜市議は”不倫疑惑”の泥沼裁判を抱えていた…元立憲大物議員も訴えられ“サレ妻”も参戦の大混戦】からの続き。
事務所でなぎ倒され、馬乗りに‥
まず田中市議(50)が出した証拠から紹介する。X氏(40代)のセクハラ被害を受ける度に記録していたとしている携帯アプリ上の日記である。

〈4/29(木祝)11時〜12時 事務所でなぎ倒され、馬乗りに。強引にキスをしようとしたり、胸を揉もうとする。拒否をすれば、仕事から離れると。これ以上やったら、青葉警察署を呼ぶと伝える〉(2021年4月29日)
〈また、繰り返す。抱きつく、キスしようとする、ズボンに手を入れる、胸さわる、口くさい、落ち込む〉(2022年2月5日)
〈Xくん、頑張ったから、オッパイ30分間ペロペロさせてもらえるけんりあるよね?と言って、卑猥な言葉を。そういう卑猥な言葉を平気で言えること、それ自体、変態だし、私を見下しているし。〉(2023年4月13日)
このような度重なるセクハラ行為だけでなく、自宅に押しかけられるなどのストーカー行為を受けたとの記述もあった。
〈そして、X氏は、私の家での所在までチェックしているよう…。自宅にいないだけで、「実家から来るの?」と聞いてくる。家の明かりや車を毎日見にきているのだろう。怖い。〉(2024年1月12日)
セクハラ・ストーカー行為に悩み、精神科に通院している様子も綴られていた。
〈夕方になると、毎日胸が抉られるような動悸がして、苦しくなる。でも、一人で苦しまなくて良くなった、家族がそばにいてくれる、お友達がそばにいてくれる。薬には頼ってしまうけど、この程度の服薬量で乗り切れるなら、今は飲んで苦しまない選択をしよう〉(2024年2月2日)
「うん。大好き。ありがとう。」「幸せ。おやすみ。」
事実ならば、長期間に及ぶ深刻なセクハラ被害と言えよう。しかし、次に挙げるX氏側から出された証拠を見ると、まったく違った感想を抱いてしまう。不倫を疑ったX氏の妻が、密かに隠し撮ってきたとされる田中氏とX氏が交わしてきたメッセンジャーやLINEのやり取りである。
田中氏〈ポイした。〉
X氏〈いいよ、もう〉
田中氏〈Xくん、失いたくなかった。〉
X氏〈もう今日は寝なさい。〉
田中氏〈甘えたくて、素直になれない。どうかしてるね〉〈うん。大好き。ありがとう。〉〈幸せ。おやすみ。〉〈うん。頑張るし、元気出ない時は甘えちゃうね。〉
(2019年6月5日)
この甘い男女の言葉の掛け合いは、前編で紹介した、田中氏が主張している「自宅で無理やり襲われた被害」が起きた前日のものだ。さらに続きを見ると、その後も両者の親密な関係は続いていたように見える。
「私がXくんの担当ナースになりたいわ」
X氏〈今日はやっぱりやめておくね。〉〈ちゃんと整理ついたら、一緒に頑張るから。〉
田中氏〈待ってるから、来て。待ってた。ずっと。〉〈お願い。少しでいいから。〉
X氏〈分かった。事務所でまだ仕事してるから。終わったら。〉
田中氏〈うん。ありがとう。待ってる。〉
(2019年7月7日)
田中氏〈私がXくんの担当ナースになりたいわ。他の人に任せたくない!心配で…〉
X氏〈もうなってくれてるよー絵文字〉
X氏 ニコちゃんスタンプ。
(2019年7月21日から22日)
田中氏〈マイクを持つ時は、tintin触る(^ ^)〉
X氏〈触らなくていいから、そもそもないからw〉
田中氏〈あるし。Youよりbigだぜぃ!〉
(2020年11月1日)
“道ならぬ恋”に悩んでいるように読み取れるやり取りもあった。
X氏〈分かった。解き放つよ、もう。今まで苦しい思いさせて本当にごめん。〉
田中氏〈ほんとうに、傷ついた。〉〈バカだった。わたし〉
X氏〈パートナーも解消する。〉〈この半年、バカなことをしてたとお互い思えばいい〉
田中氏〈むごいね〉〈笑える訳ないの分かっていて〉〈初めから離婚する気もないなら、私が勘違いすることしないでくれたら良かったのに〉
(2019年12月19日)
田中氏〈選ばれないのに、抱きしめられて、悔しかった。そうだね。自分で自分を孤独に追い詰めたんだ〉
X氏〈明日からまた一緒に頑張るよ〉
(2020年10月20日)
田中氏は「学校の先生と服従を強いられる生徒みたいな関係だった」
ほかにもこんなやり取りが。
田中氏〈私はね、Xくんが撮ってくれた投稿でないものは、いいね!とか、どうでも良いと思っている。〉
X氏〈ほんとはね、議会も視察も勉強会もぜーんぶ撮りたいんだ(ニコちゃんマーク)〉
田中氏〈私だって、『何できてくれないのー!!』っていつも思っている。〉
X氏〈どの顔もぜーんぶ可愛いよ。ま、僕が撮るのが一番だけどね(ニコちゃんマーク)〉
田中氏〈やっぱりね。愛がないとダメなんだろうねー〉
(2020年12月20日)
田中氏はX氏から「セクハラ写真を撮られた」と被害を訴えているが、逆にX氏の撮影を高く評価していた。
これらのやり取りを見る限り、性被害があった以前に、2人は不貞関係にあったように思えてしまう。この疑問に田中氏はどう答えるか。取材を申し込むと弁護士同席で取材に応じた。田中氏は、LINEは自分が送ったものだと認めたものの、「絶対に不倫関係にはなかった」と訴えた。
「Xさんは政治経験も長く、未経験だった私にとっては逆らえない、事実上、上司のような存在でした。私が性的なことに嫌がって抵抗すると、豹変してキレてしまう。『僕のことXくんと呼んで』『大好きと言って』と指示され続け、従わないと、『仕事が出来なくしてやる』『全部ぐちゃぐちゃにしてやる』と脅される日常だったのです。彼女のように振る舞わないと仕事にもならないし、恐怖から解放されない。致し方なく迎合して、Xさんが気に入る自分を演技し続けるため、あのようなメッセージを送っていました。いわば学校の先生と服従を強いられる生徒みたいな関係で、本当の自分と演じている自分が乖離しているような状況でした」(田中氏、以下同)
X氏の妻から不倫の“加害者”として、訴えられていることについては、
「むしろ私はXさんに『奥さんを大事にしてください』と言い続けてきました。日記に記していたような性被害を受けていたのが事実なので、奥さんにはそれを受け止めて欲しいと思っています」(田中氏)
その上で田中氏は、度重なるセクハラ行為に激怒して「もう議員を辞める」と言い出した時、X氏から「セクハラの罪を認める謝罪メールを受け取ったこともある」と言い、それを記者に示した。そこには、具体的なセクハラ行為についての記載はなかったが、
〈昨年末と同じことをしたので、如何なる理由があっても、ゆきさん(註・田中氏のこと)にとっては裏切りであり、欺かれたと言われても、その通りだと思う。江田さんともう一度話をします〉
と書かれていた。田中氏は、X氏が田中氏に「おっぱい触ってごめんなさい」「キスしてごめんなさい」と語っていた録音データの「反訳書」も示した。
X氏側は「当方の主張は裁判で行なっている通りです」
「『車も絶対に買ってはいけない』とXさんの車での移動を命じられ、車中でも猥褻な行為を受け続けた。ベランダに勝手に入られるようなストーカーもされ引っ越しも余儀なくされました。その際、相談していた知人が怒ってXさんを問いただしてくれたこともありましたが、その時、Xさんは『今から江田さんに辞表を出します』と罪を認めるメールも送っています。5年前から党本部にも相談をしていたし、江田さん本人にも繰り返し何とかして欲しいと頼んでも何もしてくれず、私はずっと追い詰められていたのです」(同)
そして、こう訴えるのだった。
「自ら訴訟を起こした以上、いずれ自分にとって不利に受け止められるLINEなどが公になってしまうことは覚悟していました。しかし、同じような性被害を受けている女性たちのためにも、自分と同じような思いをしてほしくない。そうならないためにも被害を受けたらすぐに証拠が残されているうちに警察に届け出て欲しいと訴えたい思いがあって、記者会見で被害を公表したのです」(同)
X氏夫妻、江田氏に、代理人を務める弁護士を通して取材を申し込んだが、
「係争中の事件に関することですのでノーコメントです。訴訟記録を閲覧されたのであれば、当方の主張は裁判で行なっている通りであり、特にそれ以外にお話することはございません」
との回答だった。いったい裁判所はどちらに軍配をあげるのかーー。
前編【「75歳同僚から強引にキス」被害を訴えた女性横浜市議は”不倫疑惑”の泥沼裁判を抱えていた…元立憲大物議員も訴えられ“サレ妻”も参戦の大混戦】では、この民事トラブルが表沙汰になるきっかけになった、田中市議が訴えている「もう一つの性被害」について伝えている。
デイリー新潮編集部
