JRT四国放送

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阿波市と上板町が整備を進める、新しいごみ処理施設の工期が遅れたことを受けて、8月1日、現在のごみ処理施設の周辺に住む住民らに対する説明会が行われました。

住民からは、現状について強い不満の声が相次ぎました

ごみ処理施設がある阿波市吉野町と土成町の住民に対して行われた説明会。

組合管理者の町田寿人阿波市長は、阿波町で進めている新しいごみ処理施設の稼働開始が、2028年4月から11か月遅れた理由について、次のように説明しました。

(中央広域環境施設組合 管理者・町田寿人 阿波市長)
「インフレと相まって、ナフサを中心に公共工事の資材も取り入れられないということが、全国で相次いでいる」
「(入札が)不調にならないように、組合ができる最大限の努力として、工期を伸ばすことで業者も参加しやすいんではないかということで」

(住民)
「そんなの2次的、3次的要因ですよ」
「それならなんで吉野川市は脱退表明してから、概ね期限通りに稼働できてるんですか」

2005年、吉野町に整備された現在のごみ処理施設。

当初は2025年までに稼働を停止し、別の場所でごみ処理を行うというのが住民との約束でした。

しかし、期限までに新しいごみ処理施設は完成しませんでした。

そのため、住民の同意を得ないまま、期限を2028年3月まで伸ばし、山口県にトラックでごみを運ぶための積替え保管施設として、現在も施設は稼働し続けています。

そこから、さらなる工期延長。

「現施設の稼働も延長するのか」と質問が出ましたが…。

(中央広域環境施設組合 管理者・町田寿人 阿波市長)
「積替え保管をどこでするかというのは、細かいことは言えないんですけど」
「(現施設の稼働期限である)令和10年(2028年)3月31日というのは、認識していますので、よろしくお願いします」

明言を避けました。

工期延長の責任の所在や運搬業者の詐欺疑惑などついても明確な回答はなく、不満が相次ぎます。

(住民)
「もっと具体的なことを示さないと、納得せんと思う」
「『すみません』『お願いします』と謝ったら、済むと思っとる」
「日本人、特に農業関係の人、人がいいけん、謝られたら『仕方がないな』と言うけど、これと別ですよ」
「日は伸びる、金は多くいる、まだ『思い考えてます』だけで夢みたいな話」

(住民)
「内々で進めてばっかり」
「住民説明会で住民が納得してないのに、どんどんどんどん既成事実だけ作って進めている」
「『説明会します』これ既成事実だけよ、(自分の)都合のいいことばっかり」
「きちんとチェックをせん議員にも、責任追及、及びますよ」

説明会は、2時間あまりで終了しました。

(住民)
「何にも伝わってこない、みんなの質問に何一つも答えていない」

(記者)
「誠実に答えられた?」

(中央広域環境施設組合 管理者・町田寿人 阿波市長)
「伝わった、伝わらないというのは聞き手の気持ちによると思うが、私としては誠実に、きょう時点で答えることは答えたと思います」

新施設の建設予定地では、県の基準値を超える鉛成分が検出されていて、工期へのさらなる影響も懸念されています。