ほくろを3Dマッピングして病変発見に役立てるロボットカメラ「OpenDerm」

皮膚がんの早期発見に役立つ方法として「皮膚を定期的に撮影してほくろの変化を観察する」という手法が注目されています。「OpenDerm」は設計図やソフトウェアを公開しているオープンソースの3D肌マッピングシステムで、カメラで肌の写真を自動撮影して肌の経時変化を観察することができます。
OpenDerm - Open-source robotic 3D skin imaging
皮膚がんの一種である悪性黒色腫(メラノーマ)は「既存のほくろが変成してメラノーマになる」と「ほくろのない部分にメラノーマが生じる」という2つのパターンで発生するとのこと。このメラノーマを早期発見するために役立つとされているのが「肌を定期的に撮影する」という手法です。

OpenDermはカメラとレールを組み合わせたシステムで、カメラを自動的に動かしながら皮膚を撮影し、高解像度な3Dマップを作成できます。

撮影中の様子はこんな感じ。

カメラはXYZ軸に自由に動かせるほか、角度も変更可能。

カメラはキヤノンの「EOS R7」、レンズは「RF100mm F2.8 L MACRO IS USM」を採用しています。そのほか、測距用のレーザーセンサーやデータ処理用のRaspberry Pi Picoも搭載しています。

OpenDermで作成した3Dマップの例が以下のリンク先で公開されています。
Scan results - OpenDerm
https://openderm.github.io/results.html
3Dマップ閲覧画面では、「過去のデータには登録されていなかったほくろ」を目立つように表示可能。

同じ場所のほくろを比較することもできます。

OpenDermの設計図やソフトウェアは以下のリンク先で公開されています。1台当たりのコストは8500ドル(約134万円)とのことです。
GitHub - MarionLepert/openderm · GitHub
https://github.com/MarionLepert/openderm
