テレビ信州

写真拡大 (全3枚)

この夏、県内でも40度の酷暑日に迫る日もありましたが、この暑さとともに深刻な問題になっているのが水不足です。信州の米どころでは、コメの生育への影響が心配されています。

穂が出始めた田んぼ。ここは下高井郡木島平村。信州の米どころの一つです。しかし、木島平村では、樽川と馬曲川から農業用水を取っていますが、面積の小さい馬曲川は水が少ない状態に。

木島平村農業課農林係 岡田富治夫係長
「昨年と同様に、7月に入ってから全くまとまった雨が降っていなかったという状況になります」

3.2ヘクタールの田んぼでコシヒカリを栽培している農家の梅嵜行弘さんを訪ねてみると。

小椿希美ディレクター
「お米の今、出穂期の時期だと思うんですけど、この時期ってやっぱりお水は…」
梅嵜行弘さん
「一番大事だもん。このコメ作りの中で出穂の時に水がないと全然ダメ」

木島平村では、7月25日までまとまった雨が降らず、田んぼに水を入れるために給水栓を回しても水は出ません。水中ポンプで水をくみ上げようやく…。

梅嵜行弘さん
「1週間くらい前に30ミリ、本当に30ミリですよ、こっち(雨が)降ったのは。それまでは今年は全然降らなかったからね。その水でいま配水が流れてますから」

村では、7月22日に渇水対策本部を設置。今後もまとまった雨が見込まれないことにより、稲の生育に影響が出ることが懸念されるため、農業用水の節水協力を呼び掛け、河川から水をくみ上げるためのポンプの設置補助など対策が進められています。

また、隣の飯山市でも…。7月は26日にまとまった雨が降ったものの、降水がほとんどない状態が続いています。飯山市では、対策として従来から設置している2つの給水所に加え、臨時給水所を新たに3か所設置しました。

長野地方気象台によりますと、県内ではこの先1週間雨の予報はなく、猛暑日の日もあると予想されています。コメ農家の不安は続きます。

梅嵜行弘さん
「これから降らなければダメ。本当に。今だって水源戻って来てるけど、こういうふうにポンプがまだね、水が出てくれないんだから。このあとはどういうふうになるか、今までの経験を生かして最後はおいしいコメをたくさん作るしかないと思います。天気と相談しながらやるしかない」