32歳サラリーマンを溺愛する、過保護な“かみさま”キツネたちがかわいすぎる! 神と人との愛おしい日常を描く人気コミックに第3巻登場【書評】

【漫画】本編を読む
『かみさまキツネとサラリーマン』(ヤシン/KADOKAWA)は、32歳のサラリーマンと、かみさまキツネたちとの不思議で温かな日常を描くコミックエッセイ。ほのぼのとした日常の中に、人と神様との深い絆が描かれている人気シリーズだ。
コタローは子どもの頃、商売繁盛を司るベニ、五穀豊穣を司るキン、悪疫退散を司るシロ、開運招福を司るクロという4柱のかみさまキツネたちと暮らしていた。そして社会人になった32歳のコタローと再会してまた一緒に暮らすのだが、何百年もの時を生きる彼らにとってコタローはまだまだ子どものため、昔と変わらない溺愛ぶりを見せるのである。
そして、第3巻では、野良の猫又・スミハチをめぐる出来事を中心にしたストーリーが展開していく。いつもコタローの家に遊びに来ていたスミハチが、お花見以降ぱったりと姿を見せなくなる。それを心配したコタローとかみさまキツネたちは聞き込みや捜索を開始するのだが、なかなか見つからないためにスミハチを捕獲するために罠を仕掛ける。しかしその罠に引っかかったのは――? このほかにも、幼少期のコタローとかみさまキツネたちとの出会いなどの描き下ろしエピソードも収録され、より物語を楽しむことができる内容となっている。
かわいらしいキャラクターたちに癒やされる一方で、「誰かとともに過ごす時間の尊さ」をあらためて感じさせてくれる本作。忙しい毎日に追われ、心も体も疲れている人ほど、この優しい世界に触れてみてほしい。
文=練馬麟
