事件後「殺人になる、ごめん」と母にメッセージ “主犯格”の男らの裁判 江別・集団暴行死事件
北海道江別市で2024年10月、男子大学生が男女6人から集団暴行をうけ死亡した事件で、強盗致死などの罪で起訴された川口侑斗被告と当時17歳の少年の裁判が続いていますが、7月24日、少年の母親が証人として出廷しました。
強盗致死などの罪に問われているのは、主犯格とされる川口侑斗被告と当時17歳の少年です。
2人はおととし10月、江別市の公園で大学生の長谷知哉さんと交際していた八木原亜麻被告や川村葉音被告らと共謀し、長谷さんに暴行を加えて死亡させたうえ、現金やカードを奪うなどしたとされています。
少年の被告人質問・裁判所から
Q.本件の暴行に加わってしまった一番の要因についてどう考えている?
A.周りの人間に対して少し見返してやろうという気持ちが当時は一番強かったんだと思います
Q.見返してやろうとは?
A.(グループ内で)強いとは思われてなかったというか馬鹿にされているような感じだったので
Q.23日の裁判では犯罪行為へのためらいが一応、部分的に、少しあったと話していたが、なぜ抵抗なかったと思う?
A.喫煙したり法律というものをだんだん守らなくなっていたから、他の人も川口被告も無免許運転をしてたし、そういう人たちといると意識できていなかったのかなと思います
Q.事件後LINEで被害者を嘲笑するやり取りあったが、どうして?
A.あの時は川口被告に合わせないとという気持ちが強かったんだと思います。自分が反応しないと川口被告の機嫌が悪くなると思ったからです
Q.(事件から3か月後の)少年審判の時になぜ謝罪しなかった?
A.自分の中で保身があったと思います
Q.なぜ気持ちが変わった?
A.自分を守ってる場合じゃないと気づいたからです。調書を読んだりして、だんだんとんでもないことをしているなと。日が経つごとにその感覚が強くなったんだと思います
Q.保身という言葉が出たが、どういうこと?
A.現実逃避というか、まだ自分は悪くないんじゃないかという気持ちが少しあったんだと思います。無いわけではないですが、他の人よりは…っていう気持ちが少しあったんだと思います
Q.今回被害者に対して頭にくることは無かったはずなのになぜ暴行を?
A.普段から誰かを殴りたいと思っていたのかもしれないですね。常になにかにイラついてたりしていた部分もあったのかなって
Q.日頃のストレスの発散で暴力振るったかもしれないってこと?
A.はい
Q.どうして川口被告と一緒にクレジットカードを要求した?
A.自分もなにか言わなきゃと思ってしまったんだと思います。川口被告の役に立ったと思いたかったんだと思います
Q.川口被告に褒めて欲しかった?
A.認めてほしかった。
Q.犯行行為じゃないと川口被告に認められなかった?
A.悪いことをよくしているのが川口被告だから、そういうことでしか見返したり、対等に思ってもらえないと当時は思ったんだと思います
Q.川口被告と出会ってから1、2か月でそこまで染まるかな?
A.自分にとっては友達というか求められる場所がそこしかなかったからかもしれない
少年の母親への証人尋問・弁護側
Q.出頭前の息子とのやり取りでなんと言った?
A.とにかく事件を起こしたことに間違いないので、謝罪をして償いをしなければいけないという話をしました
Q.少年には重たい判決が予想されるが親として何を伝えたい?
A.被害者と遺族への謝罪をずっと続けてもらいたい
少年の母親への証人尋問・検察側
Q.川村被告についてはどんな印象?
A.とても言葉が強くてあまり印象良くない子だったと
Q.川村被告と会ったのは何回くらい?
A.2回ほどです
少年の母親への証人尋問・裁判所から
Q.少年は周りの空気に流されやすい、言いたいことが言えない性格だと母親からみても思うか?
A.はい。切羽詰まってギリギリのときにようやく言い出したり、そういうことがありました
Q.少年が警察に出頭する前にやり取りがあったと言っていたが、少年は何と言っていた?
A.「ちょっとヤキいれるつもりでボコったら次の日亡くなった、殺人になる、ごめん」というメッセージがきました
裁判は今後、川口被告の情状面などについての審理が実施され、8月7日に判決が言い渡されます。
※STVでは今回の裁判の「特定少年」について、事件の重大さや社会的影響などを総合的に判断し、実名で報道しています。

