田中圭が1年ぶりに演技 「緊張する原因が現状いっぱい」「おなかの肉を取りたい」舞台稽古に密着

俳優の田中圭(42)が、観客を前に行う芝居としては約1年ぶりとなる舞台の稽古に臨み、ABEMAの密着番組「NO MAKE」に胸の内を明かした。
田中が今回挑むのは、落ちぶれた謹慎中の一発屋ミュージシャン・音川詩於という役柄だ。マネージャーの弟と母への愛憎や記憶のズレ、背を向けてきた過去と向き合う兄弟の物語を描く。役作りについて田中は「あらかじめキャラクターを決めすぎず、セリフを言う中で感情が生まれてくるのがベスト」と語り、「舞台にいる時は田中圭を忘れて、(演じる役である)音川詩於として見ていただきたい」と意気込みを見せる。
今作『母さん、ラブソングです。』の脚本を手掛けるのは、2011年の『芸人交換日記』以来4度目のタッグとなり、15年来の付き合いとなる鈴木おさむ氏だ。鈴木氏は田中について「お芝居や演技をするのが久しぶりだと思うので、そこがいい意味でリセットされているのかな」と分析する。一方の田中は「おさむさんが書いてる台本には無茶もめちゃくちゃある」と苦笑しつつも、「作品を作る上で信頼を預けられるのは大事」と全幅の信頼を寄せている。
作中では膨大なセリフ量が課せられており、中には長セリフがスクリーンに映し出される演出もあるという。田中は「舞台ってどうしてもセリフを間違えることがあるけれど、画面に出ちゃうとお客さんにバレてしまう。最悪間違えそうになったら、出ているスクリーンを見ればいいやと思っている」と冗談めかして明かした。
また、弟の踊楽役で共演する事務所の後輩・矢崎広との関係性も見どころの一つだ。がっつり共演するのは初めてという矢崎は「稽古後に『今日飲みに行こうよ』と誘われるのを待っている」と期待を寄せるが、田中は「一切(ご飯には)行かない」と笑顔でバッサリ。「めっちゃ仲はいいけれど、そういう感じにはならない。たぶんそんな余裕が今はない」と語り、ストイックに作品と向き合っている様子を窺わせた。
1年ぶりとなる観客前の芝居に向けて、田中は「昔から初日だけはずっとめちゃくちゃ緊張する。今回、緊張する原因みたいなのが現状でもいっぱいある」と本音を吐露する。セリフ覚えについても「地獄」と表現し、休日に9時間ほど費やすこともあるというが、「覚えて毎日稽古していて嫌じゃないので、その時点で(芝居が)好きなんでしょうね。お金を払って特別な時間を見に来てくださる方に楽しんでいただければ」と舞台への情熱をにじませた。
俳優歴26年を迎え、今後の目標を問われると「むず……ちょっとおなかの肉取ろうかな」と笑いを誘う一幕も。「体づくりってことになるんですけど、この“絶妙なやつ”を取りたい。とりあえずは今この舞台が大目標なので、成功させることだけを考えている」と語り、目の前の舞台へ全力を注ぐ姿勢を示した。
