YouTubeチャンネル「阿波野チャンネル」が、「近鉄の盟友・吉井理人と語る「野茂英雄と仰木彬監督の存在」」を公開した。動画では、阿波野秀幸氏と吉井理人氏がプロ野球での原点である「近鉄バファローズ」時代を振り返り、野茂英雄氏との秘話や、名将・仰木彬監督への感謝の思いを明かしている。

動画序盤では、お互いの第一印象や、昭和のプロ野球ならではの破天荒なエピソードを披露。吉井氏が入団当時の寮生活について「パンチパーマの怖い先輩がいっぱいいた」と振り返り、大先輩である鈴木啓示氏とお風呂で一緒になり「正座30分やらされました」と明かすと、阿波野氏は手を叩いて爆笑した。

中盤では、戦友である野茂英雄氏の話題に。吉井氏は野茂氏の野球に対する姿勢を「すごかった」と称賛。野茂氏がメジャーリーグへ挑戦する際、「じゃあ、フォーク教えていけよ」と頼んで直伝してもらったフォークボールが、その後の自身の野球人生において大きな武器になったと語った。

さらに話題は、二人にとって恩師とも言える仰木彬監督へ。吉井氏は当時、なかなか先発をさせてもらえず「なんだこのオッサンはって思ってましたね」と当時の苛立ちを告白。しかし、後になって「吉井は怒らせた方が実力出るから」という仰木氏の思惑を知り、クビになった自分をテスト生として拾ってくれたエピソードも交えながら「トータルでいうとお世話になった」としみじみと感謝を口にした。一方、阿波野氏は「勝ち負けを預けるからとにかく責任を持ってローテを守ってくれ」という扱いだったと語り、選手に合わせた仰木監督の巧みな人心掌握術が浮かび上がった。

阿波野氏と吉井氏の深い絆や、昭和の熱気あふれるプロ野球の裏側が存分に語られた本対談。厳しい指導の中にも確かな愛情があった当時の師弟関係や、レジェンドたちの素顔が垣間見える貴重な動画となっている。

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