プロ初勝利を挙げた斉藤優(左)と新井監督(C)日刊ゲンダイ

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 広島は22日の巨人戦で先発した斉藤優汰が5回1失点でプロ入り初勝利。連敗を3で止めたが、今季は開幕から低空飛行が続いている。

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 21日の巨人戦では今季4度目の2ケタ失点。借金は今季最大の15に膨らんだ。

 チーム打率.224、258得点はともに12球団ワースト。投手陣を見殺しにする貧打は、今に始まったことではないが、自慢の投手陣もこらえられなくなっている。

 チーム防御率は3.25でリーグ3位ながら、前日は先発の岡本が自己ワーストの12安打、9失点。先発では自己最短となる四回で降板した。チーム最多の6勝も6敗目。6月28日から4試合連続で白星を逃しているのだ。

 そんな広島は、いわゆる「ゾンビたばこ余波」に揺れている。

 一部週刊誌は先日、矢野ら所属3選手が、羽月隆太郎元選手にゾンビたばこを譲渡した人物と同席する写真を掲載。球団はこれを受けて去る17日、「疑念のある状態でファンにプレーを見てもらうのは申し訳ない」と矢野の登録を抹消したのだ。

「打てない、守れない、疑わしい」の三重苦にあって、本拠地のマツダスタジアムはガラガラで、ファンにもソッポを向かれている。

 さる広島OBがこう言った。

「一番深刻なのが観客動員数の減少です。チームの低迷はもちろん、選手の不祥事、その不祥事を巡る球団の対応のまずさなどが影響している。危機的状況です。4年目の新井監督は間違いなく今季限りでしょう。監督は5年が基本線とされるが、2、4、5位ときて今季も5位。打てない責任、勝てない責任、不祥事の責任、全てを背負わざるを得ない。問題は来季の監督です」

 このOBが続ける。

「後任候補には、石原慶幸一軍バッテリーコーチ(46)の名前が聞こえてくるが、不祥事によるダーティーなイメージを払拭するには、現在球団アドバイザーを務める黒田博樹さん(51)しかいないのではないか」

 覇気のないチームを変えられるのは、14年オフにヤンキースから提示された年俸21億円を蹴って、同4億円の広島に「男気」復帰、16年に25年ぶりのリーグ優勝に貢献した黒田氏しかいない、というのだが、果たして……。

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 ゾンビたばこを巡る広島の対応は最悪だが、本来、不祥事が発覚した際、球団はどう立ち回るべきなのか。本紙日刊ゲンダイで「マネーボールQ&A」を連載する東大卒元ロッテの小林至教授は「球団が守るべきは、本人のメンツではなく被害者、ファン、スポンサー、真面目に働く選手やスタッフ、そしてプロ野球全体の信用です」と徹底解説してくれた。●関連記事 【もっと読む】不祥事発覚…その時、球団はどうする? も併せて読みたい。