夏の恒例、静養のため那須御用邸へ。ご一家そろって敷地内を散策し、穏やかなひとときを過ごされた

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 7月15日、天皇、皇后両陛下と長女・愛子さまは那須御用邸で静養に入られた。ご一家は昨年同様に、沖縄県の夏の正装として知られる「かりゆしウェア」をお召しになり、大きな話題を呼んでいる。

【写真】天皇ご一家の那須での「かりゆしリンクコーデ」と愛子さまご着用の商品

愛子さまが着用されたモデルは5500円

「天皇、皇后両陛下、愛子さまがかりゆしをお召しになったのは、昨年6月の沖縄県ご訪問、7月の那須御用邸のご静養に続いてのことです。今年はお三方ともネイビーで”リンク”されていました。天皇陛下は昨年の沖縄訪問時と同じかりゆしを着用され、相当お気に召されているご様子です」(皇室担当記者)

 天皇ご一家がご着用された、ネイビーに白い小花柄が印象的なかりゆしは、沖縄県のブランド『月桃物語』のもの。同ブランドは沖縄県の国際通りに実店舗を構え、ネット上では今回愛子さまが着用されたモデルが5500円で販売されている。

 2年連続で同ブランドのアイテムが選ばれたことについて、製造・販売元であるパイプニット株式会社で代表を務める瑞慶覧(ずけらん)さんは、驚きと興奮を隠せない。

「事前にお召しになるということは、まるっきり聞いておりませんでした。今朝(7月16日)、身支度をする最中にたまたまテレビでニュースを見て、『今年もかりゆしを着用されているんだな』と初めはただ眺めていたのですが、よく見るとうちの商品だったので本当にびっくりしました。ありがたい、の一言に尽きます」(瑞慶覧さん、以下同)

 昨年の天皇ご一家の着用による反響は、想像以上だったようだ。

「国際通りの方に店舗でも、昨年のご一家の着用をきっかけに客足が増えたと聞いています。ネット販売も対応しきれないほどの反響があったので、今年もお召しになっている姿を見て『えらいことになったな』と(笑)。いまだに店舗でも『両陛下が着用されたのはどれですか』と問い合わせてをいただくほどです。ただ、天皇陛下がお召しになられたモデルは昨年のうちにすぐに完売してしまい、もう在庫がないんです……」

沖縄県に心を配られ、夏を迎えられた天皇ご一家

 また、雅子さまは見事な着こなしを披露され、既に売れ行きにも影響が出ているという。

「実は雅子さまが着用されているのはメンズの商品なんですよ。襟つきのボタンダウンになっていて、それをうまくウエストのベルトで締めて、レディースっぽく着こなされています。雅子さまがお召しのかりゆしも、ちょうど今日(7月16日)、最後の1枚が売れてしまい、愛子さまのものは在庫僅少となっています。もう早い者勝ちですね。在庫がないというのは製造元としても辛いのですが……。毎年新しい柄を生産していくため、再生産の予定はありません」

 これだけの反響を集め、天皇ご一家もお墨付きのかりゆしには、沖縄県ならでは強いこだわりが詰まっている。

「沖縄に自生する月桃というショウガ科の植物の茎から繊維を取り出して、綿と混ぜて糸を作っています。それを織った後に生地に柄をプリントし、最後に紫外線カット効果のあるエキスを生地に塗布するという製法です。 沖縄県産の特殊な糸で作られているため、かなり地元にこだわっています。紫外線カット効果もありますので、ご静養にぴったりな商品だと思います」

 長年展開を続けるこだわりの商品を“ご指名”された喜びはひとしおだ。

「なんとか20年ぐらいやらせていただいて、天皇両陛下がお召しになられたことで、初めて全国的に広まったように感じます。かりゆしは知る人ぞ知る存在でしたが、なかなか認知度が上がらず、ここに来てようやくその魅力が世間に伝わったという感覚です」

 反響の大きさは、沖縄県全体への好影響も期待ができるという。

「かりゆしは沖縄県内で縫製され、さらに認定工場という工場で作られていないと商標がもらえない仕組みになっています。沖縄の縫製産業を助けるという意味でも、非常に大きな影響力があります。沖縄県では銀行や官公庁でも、夏場はほぼ全員がかりゆしを着て仕事していますから」

 今年も沖縄県に心を配られ、夏を迎えられた天皇ご一家。残念ながら、ご一家と同じかりゆしは在庫限りの販売となり、再販予定はないそうだが、今回のかりゆしご着用をきっかけに、沖縄の産業がさらに盛り上がることに期待したい。

週刊女性PRIME