久保建英に小学生が真剣質問「いいパスのコツは?」「子どもの頃の練習法は?」「ドリブルのときに考えていることは?」
JALとのパートナーシップ契約を結ぶ日本代表MF久保建英が19日、古巣・FC東京の小平グラウンドに凱旋し、「JAL Special Soccer Lesson 2026」で特別講師を担当した。90人の小学生を対象としたサッカー教室を行い、最後には小学生からの質問にも答えた。
以下、小学生の質問と久保の回答
─いいパスをするとき何を考えていますか。
「いいパスをするときに久保選手が考えてるのは、パスはパスをもらう人が次に何をしてほしいかっていうのを考えて出したほうがいいと思うのね。例えば、次にもらう人に前を向いてほしかったら、前を向くようにパスを出してあげないといけないし、逆にもう一回自分に返してほしかったら、ちょっと強く出してもう1回返してもらうとか。みんなLINEとかやってるでしょ。メッセージを送るじゃん。パスにメッセージを添えて出してあげるっていうのが大事なんだなと思います。パスをもらう人に次に何をしてほしいかっていうのを考えてパスを出してください」
─子どもの頃どんな練習をしていましたか。
「本当に色々やっていたけど、一番久保選手がやっててよかったなって思ったのは、コーンドリブルというのをやっていて。自分の歩幅くらいのところにコーンを置いて、まず右足だけでドリブルして、左足だけでドリブルして、最後両足でドリブルするというのを、1日30分くらい毎日やっていたかな。だから、一番小さいときに大事なのはドリブルかなと思います」
─リフティングって足のどこに当ててやりますか。
「ノーバンだったら、インステップという触ってて硬いところ。そこに最初は当てるけど、久保選手とか大人のサッカー選手はつま先。つま先の先っぽのところでチョンチョンチョンってリフティングするのね。でもあんまりたぶん、こんなこと言って本当に申し訳ないんだけど、リフティングはできてもできなくてもあんまり変わらないかなって久保選手は思っています。久保選手は小学校のときにリフティング1000回できるまでやめないって言って、毎朝公園に行って、1000回できるようになってからやめたのね。でも大事なのはリフティングが何回できるかじゃなくて。リフティング1000回しようと思ったらずっと同じことしないといけないから、集中力だったり同じところにボールを当てる技術だったり、リフティングの回数じゃなくてどこに当てるとか、どういうリフティングをするっていう、回数じゃなくて何をしたいかっていうのにこだわってほしいなと思います」
─プロになって何が一番大切だと思いますか。
「早い子は18歳とかでプロになると思うけど、プロになってからのほうが人生長いし、大変なのね。プロになってからは今までみたいに楽しいことばかりじゃないこともあるかもしれないけど、でもプロで長くやっている人は、サッカーを誰よりも楽しんでる人がプロとして最後まで残っているから。みんなは今サッカー楽しいと思うけど、その気持ちを忘れないように。サッカーは楽しまないと絶対上手くなれないから。楽しんだからといって上手くなれるわけではないけど、日本代表の選手はサッカー楽しい楽しいって、空き時間にサッカーテニスしたりとか、サッカーのゲームしたりとか、サッカーの話ばっかりしてるから。サッカーを楽しむっていうのが、プロになってからも今からも大事かなって思います」
─日本代表で一番息の合う選手は誰ですか。
「たぶんここで誰かの名前を言うと違う人から怒られちゃうから、久保選手けっこう人気だからさ。友達多いから。長友選手じゃないんだな惜しいけど。それこそ前にFC東京で一緒にやってて、最近また代表で一緒に戦うようになった渡辺剛くんは久しぶりに会って。やっぱり同じチームで日本代表を目指そうねって言った選手と日本代表で再会できるっていうのはすごい嬉しいから。みんなも今日ここで一緒にサッカーできた子たちの中で、誰か日本代表に入れたら、あのとき一緒にサッカーやっていたねって言えるように、みんな頑張ってほしいなと思います」
─外国で一番すごいと思う選手は誰ですか。
「いっぱいいるけど、やっぱ(リオネル・)メッシ選手じゃないですかね。みんな若いからね知らないのよ、メッシ選手は今もすごいんだけど、久保選手がみんなくらいのときにバルセロナってところにいたんだけど、そのときにすごく上の席からバルセロナの試合を観ていたのね。でも、メッシ選手だけなんか光って見えるの。本当に眩しいのねちょっと。ボール持ったらもう遠くから誰かわからないんだけど、もうみんな抜いてシュート決めちゃうから、遠くから見てても誰かわかるんだよね。で、一回メッシ選手と戦ったことあるんだけど、メッシ選手って左利きなのね。左利きの選手ってボールを持ったら絶対にこっちに行くってみんな思うでしょ。久保選手も最初からこっちに立っていたのね、メッシ選手を止めてやろうと思って。でも気づいたらメッシ選手はこっちにいてゴール決められてたね。オバケかなんかかなと思って。もうそのぐらいすごい選手だから。みんな今日起きるのかな、寝るのかわからないけど。(W杯)決勝観るよねみんな。スペイン勝つよっていう人も、アルゼンチン勝つよっていう人も、メッシ選手のプレーをしっかり見て練習してください」
─子どものときやっていて一番よかった練習は何ですか。
「さっきのコーンドリブルもそうだし、あとはあんまり得意じゃなかったけど持久走。ボールを使わずにひたすら走る練習。ここ(FC東京小平グラウンド)でやっていたんだけど。ここと学芸大学のグラウンドでやっていて、走るときはごはんも吐かないように少なめに食べて頑張っていたんだ。みんな得意なこと苦手なことあると思うけど、得意なことばっかりやっていてもサッカー選手になれないし、サッカー選手以外が夢だよっていっても夢は叶わないと思うから、苦手なことも進んでトライすることが大事かなと思います」
─子どものときに練習は何時間くらいしていましたか。
「子どもの頃、久保選手は色んなチームに行っていたのね。色んなスクールも通っていたし、だから多いときは本当にもう朝から夜までずっとサッカーしている日もあったし、逆にお友達とみんなで川とか海とか遊びに行くときもあったし。でも、基本的に毎日2時間ぐらいはやっていたんじゃないかな。でも大事なのは、何時間やるかじゃなくて、何をやるかが大事だと思うから。やっぱり2時間ボーっと続けるよりも、30分って時間を決めて、今日はこれ練習しよう、明日はこれで練習しようってやったほうが絶対上手くなると思うから。何時間とか何回とか、そういうのにとらわれずに、何をやるかっていうのを考えて、今日右足で練習してみようとか、明日はヘディングシュートを練習してみようとか、自分で考えて練習したほうが誰かにやりなさいって言われるより絶対うまくなるから、自分で考えて練習を頑張ってね」
─ドリブルをしているときに考えてることはありますか。
「ドリブルしているときに考えてることは、相手の重心とか、相手がどっちに久保選手に来てほしいのかなって相手の気持ちになって考えたりもするし、あと相手だけ見るんじゃなくて、その相手をドリブルでかわした後に何があるかっていうのを考えて久保選手はドリブルをしています。もっと簡単に説明すると、例えばゴールが久保選手から見てどこにあるかとか、抜いた後にもう一人ディフェンスはどこにいるかとか。目の前の相手だけ考えずに、周りを見ながら顔を上げてドリブルするっていうのが大事かなって思ってて。顔を上げてドリブルするというのは、みんなが久保選手のボールを取りに来ていたら、他の選手に、代表だったら(上田)綺世くんとか(堂安)律くんとか他の選手がフリーになるわけだから、引きつけてパス出したりとか。逆に、この選手だったら抜けそうだなって選手が前にいたら、時間をかけてゆっくりドリブルするとか、相手を観察しながら下を向かずに顔を上げてドリブルすることを久保選手は意識しています」
─最後に。
「まず、今日応募してくれたみんな来てくれてありがとう。みんなが今やってるこのグラウンドで久保選手は3年間チームメイトと一緒にサッカーを頑張ってきて、そこから今度はあっちの天然芝のピッチに移動して、そこからトップチームの選手とサッカーをできるようになって、そこから今のヨーロッパ、スペインでサッカーをしています。久しぶりにみんなとサッカーして、子供の頃の自分とかも思い出したりとか、久保選手に似てるなっていうプレースタイルの子も何人かいたし。みんなのこれからの将来がすごい楽しみだなって思うけど、やっぱりサッカーだけじゃなくて、ちゃんとお父さんとお母さんの言うことも聞いて、勉強も頑張って、(食べ物の)好き嫌いも。久保選手はめっちゃ魚が苦手で、やっと今食べられるようになったんだけど、魚もお肉も食べて。あとは楽しむことを忘れずに夢に向かって頑張ってほしいなって思います」
(取材・文 石川祐介)
以下、小学生の質問と久保の回答
─いいパスをするとき何を考えていますか。
「いいパスをするときに久保選手が考えてるのは、パスはパスをもらう人が次に何をしてほしいかっていうのを考えて出したほうがいいと思うのね。例えば、次にもらう人に前を向いてほしかったら、前を向くようにパスを出してあげないといけないし、逆にもう一回自分に返してほしかったら、ちょっと強く出してもう1回返してもらうとか。みんなLINEとかやってるでしょ。メッセージを送るじゃん。パスにメッセージを添えて出してあげるっていうのが大事なんだなと思います。パスをもらう人に次に何をしてほしいかっていうのを考えてパスを出してください」
「本当に色々やっていたけど、一番久保選手がやっててよかったなって思ったのは、コーンドリブルというのをやっていて。自分の歩幅くらいのところにコーンを置いて、まず右足だけでドリブルして、左足だけでドリブルして、最後両足でドリブルするというのを、1日30分くらい毎日やっていたかな。だから、一番小さいときに大事なのはドリブルかなと思います」
─リフティングって足のどこに当ててやりますか。
「ノーバンだったら、インステップという触ってて硬いところ。そこに最初は当てるけど、久保選手とか大人のサッカー選手はつま先。つま先の先っぽのところでチョンチョンチョンってリフティングするのね。でもあんまりたぶん、こんなこと言って本当に申し訳ないんだけど、リフティングはできてもできなくてもあんまり変わらないかなって久保選手は思っています。久保選手は小学校のときにリフティング1000回できるまでやめないって言って、毎朝公園に行って、1000回できるようになってからやめたのね。でも大事なのはリフティングが何回できるかじゃなくて。リフティング1000回しようと思ったらずっと同じことしないといけないから、集中力だったり同じところにボールを当てる技術だったり、リフティングの回数じゃなくてどこに当てるとか、どういうリフティングをするっていう、回数じゃなくて何をしたいかっていうのにこだわってほしいなと思います」
─プロになって何が一番大切だと思いますか。
「早い子は18歳とかでプロになると思うけど、プロになってからのほうが人生長いし、大変なのね。プロになってからは今までみたいに楽しいことばかりじゃないこともあるかもしれないけど、でもプロで長くやっている人は、サッカーを誰よりも楽しんでる人がプロとして最後まで残っているから。みんなは今サッカー楽しいと思うけど、その気持ちを忘れないように。サッカーは楽しまないと絶対上手くなれないから。楽しんだからといって上手くなれるわけではないけど、日本代表の選手はサッカー楽しい楽しいって、空き時間にサッカーテニスしたりとか、サッカーのゲームしたりとか、サッカーの話ばっかりしてるから。サッカーを楽しむっていうのが、プロになってからも今からも大事かなって思います」
─日本代表で一番息の合う選手は誰ですか。
「たぶんここで誰かの名前を言うと違う人から怒られちゃうから、久保選手けっこう人気だからさ。友達多いから。長友選手じゃないんだな惜しいけど。それこそ前にFC東京で一緒にやってて、最近また代表で一緒に戦うようになった渡辺剛くんは久しぶりに会って。やっぱり同じチームで日本代表を目指そうねって言った選手と日本代表で再会できるっていうのはすごい嬉しいから。みんなも今日ここで一緒にサッカーできた子たちの中で、誰か日本代表に入れたら、あのとき一緒にサッカーやっていたねって言えるように、みんな頑張ってほしいなと思います」
─外国で一番すごいと思う選手は誰ですか。
「いっぱいいるけど、やっぱ(リオネル・)メッシ選手じゃないですかね。みんな若いからね知らないのよ、メッシ選手は今もすごいんだけど、久保選手がみんなくらいのときにバルセロナってところにいたんだけど、そのときにすごく上の席からバルセロナの試合を観ていたのね。でも、メッシ選手だけなんか光って見えるの。本当に眩しいのねちょっと。ボール持ったらもう遠くから誰かわからないんだけど、もうみんな抜いてシュート決めちゃうから、遠くから見てても誰かわかるんだよね。で、一回メッシ選手と戦ったことあるんだけど、メッシ選手って左利きなのね。左利きの選手ってボールを持ったら絶対にこっちに行くってみんな思うでしょ。久保選手も最初からこっちに立っていたのね、メッシ選手を止めてやろうと思って。でも気づいたらメッシ選手はこっちにいてゴール決められてたね。オバケかなんかかなと思って。もうそのぐらいすごい選手だから。みんな今日起きるのかな、寝るのかわからないけど。(W杯)決勝観るよねみんな。スペイン勝つよっていう人も、アルゼンチン勝つよっていう人も、メッシ選手のプレーをしっかり見て練習してください」
─子どものときやっていて一番よかった練習は何ですか。
「さっきのコーンドリブルもそうだし、あとはあんまり得意じゃなかったけど持久走。ボールを使わずにひたすら走る練習。ここ(FC東京小平グラウンド)でやっていたんだけど。ここと学芸大学のグラウンドでやっていて、走るときはごはんも吐かないように少なめに食べて頑張っていたんだ。みんな得意なこと苦手なことあると思うけど、得意なことばっかりやっていてもサッカー選手になれないし、サッカー選手以外が夢だよっていっても夢は叶わないと思うから、苦手なことも進んでトライすることが大事かなと思います」
─子どものときに練習は何時間くらいしていましたか。
「子どもの頃、久保選手は色んなチームに行っていたのね。色んなスクールも通っていたし、だから多いときは本当にもう朝から夜までずっとサッカーしている日もあったし、逆にお友達とみんなで川とか海とか遊びに行くときもあったし。でも、基本的に毎日2時間ぐらいはやっていたんじゃないかな。でも大事なのは、何時間やるかじゃなくて、何をやるかが大事だと思うから。やっぱり2時間ボーっと続けるよりも、30分って時間を決めて、今日はこれ練習しよう、明日はこれで練習しようってやったほうが絶対上手くなると思うから。何時間とか何回とか、そういうのにとらわれずに、何をやるかっていうのを考えて、今日右足で練習してみようとか、明日はヘディングシュートを練習してみようとか、自分で考えて練習したほうが誰かにやりなさいって言われるより絶対うまくなるから、自分で考えて練習を頑張ってね」
─ドリブルをしているときに考えてることはありますか。
「ドリブルしているときに考えてることは、相手の重心とか、相手がどっちに久保選手に来てほしいのかなって相手の気持ちになって考えたりもするし、あと相手だけ見るんじゃなくて、その相手をドリブルでかわした後に何があるかっていうのを考えて久保選手はドリブルをしています。もっと簡単に説明すると、例えばゴールが久保選手から見てどこにあるかとか、抜いた後にもう一人ディフェンスはどこにいるかとか。目の前の相手だけ考えずに、周りを見ながら顔を上げてドリブルするっていうのが大事かなって思ってて。顔を上げてドリブルするというのは、みんなが久保選手のボールを取りに来ていたら、他の選手に、代表だったら(上田)綺世くんとか(堂安)律くんとか他の選手がフリーになるわけだから、引きつけてパス出したりとか。逆に、この選手だったら抜けそうだなって選手が前にいたら、時間をかけてゆっくりドリブルするとか、相手を観察しながら下を向かずに顔を上げてドリブルすることを久保選手は意識しています」
─最後に。
「まず、今日応募してくれたみんな来てくれてありがとう。みんなが今やってるこのグラウンドで久保選手は3年間チームメイトと一緒にサッカーを頑張ってきて、そこから今度はあっちの天然芝のピッチに移動して、そこからトップチームの選手とサッカーをできるようになって、そこから今のヨーロッパ、スペインでサッカーをしています。久しぶりにみんなとサッカーして、子供の頃の自分とかも思い出したりとか、久保選手に似てるなっていうプレースタイルの子も何人かいたし。みんなのこれからの将来がすごい楽しみだなって思うけど、やっぱりサッカーだけじゃなくて、ちゃんとお父さんとお母さんの言うことも聞いて、勉強も頑張って、(食べ物の)好き嫌いも。久保選手はめっちゃ魚が苦手で、やっと今食べられるようになったんだけど、魚もお肉も食べて。あとは楽しむことを忘れずに夢に向かって頑張ってほしいなって思います」
(取材・文 石川祐介)

