異変!乗鞍岳ライチョウ減る 今年確認できた「なわばり」は26で過去最低 原因は…センサーカメラ設置して調査【長野】
異変が起きています。
ライチョウの安定した生息地とされてきた長野・岐阜県境の乗鞍岳では、個体数が著しく減り、環境省が調査を始めました。
ライチョウ研究者で信大名誉教授 中村浩志さん
「いないねえ。これだけ探してもまだ1家族も見つからない」
信州大学名誉教授、中村浩志さんがライチョウの調査に入っていたのは…。
山頂は荒々しく、裾野はたおやかな乗鞍岳です。
ヒナを連れた雌が見られるはずのこの時期ですが…。
「どっかに今もいると思うけど」
乗鞍岳は、ライチョウのエサとなる高山植物も豊富で、比較的、安定した生息地とされてきました。
しかし、今年、確認できた繁殖期のなわばりは26。過去最低です。
ライチョウ研究者で信大名誉教授 中村浩志さん
「(この岩は)例年でしたら(雄がなわばりの)見張りの時にしたフンがたくさん溜まっているんですけど、今年は痕跡がない。初めてのことです」
4時間以上、探し回って1羽とも遭遇出来ず。
「羽だね。雄の羽だね」
20年来の調査で経験のない異変です。
この日、環境省の委託でセンサーカメラを仕掛けました。乗鞍岳全域に置いた10台が、レンズの前を通る動物を自動で撮影します。過去にはカラスやキツネが映っていたこともありますが、影響は限定的でした。
ライチョウ研究者で信大名誉教授 中村浩志さん
「過去のデータと比較してライチョウの撮影頻度とか、捕食者のテンとかキツネの撮影頻度が変わっているかどうか」
減った原因はどこに…
カメラのデータは秋に回収し、画像を分析します。
一方、中央アルプスのライチョウは、6月末時点、繁殖期のなわばりが、去年の87から131に、推定個体数が198羽から328羽に。
順調に増えているということです。
