セネガルサッカー連盟(FSF)のアブドゥライェ・ファル会長が、過去10年間にわたってセネガル代表のチームドクターを務めてきたアルフレッド・フェディオール医師が、本来は産婦人科医であることを明かした。英『ロイター』などが伝えている。

 セネガルを巡っては、北中米ワールドカップでベルギーに2-3で敗れてラウンド32敗退となった直後、MFパプ・ゲイェが「このスタッフがいる限り代表には戻らない」とSNS上で発言。前代未聞の休止宣言後、12日にはパプ・ティアウ監督やテクニカルスタッフらが解任されていた。

 そうした中、ファル会長はW杯総括の記者会見で、新たな問題を公表。「われわれの医療部門責任者は、アスリートを診るために必要な専門的な学術的訓練を受けていなかった。フェディオール医師の専門は産婦人科だ」と明らかにした。

 会長によると、自身もこの事実を知ったのは最近だったという。

「この事実を知ったのは遅かった。このレベルでは問題だし、私が受けた報告によれば、選手たちは彼に全面的な信頼を置いておらず、継続的にメディカル面を任せることにも不安を抱いていた」

 しかし、この発言を受けてセネガルスポーツ医学協会は声明を発表。「根拠がなく、名誉毀損に当たる」と反論した。フェディオール医師はスポーツ医学・スポーツ生物学の専門資格を取得しており、2017年から代表ドクターを務め、ワールドカップ3大会、アフリカネーションズカップ5大会に帯同してきた実績があると説明した。

 同協会は、フェディオール医師が産婦人科を専門としていること自体は否定していないものの、スポーツ医学の専門知識や資格を欠いていたとの指摘には強く反発。セネガル代表を巡る混乱は、メディカルスタッフの資質を巡る議論にも発展している。