子どもを守るためのSNS制限法制定をEUが検討中

未成年によるSNSを禁止する法律がオーストラリアをはじめとした国で作られていく中で、EUでも、子どもを対象としたSNSの制限措置の検討を進めていることがわかりました。欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は、数カ月以内に新たな法整備を行う可能性があると述べています。
Statement by the President with the Co-Chairs of the Special Panel on child safety online

Social media limits are coming for teens across Europe | The Verge
https://www.theverge.com/tech/964565/eu-children-social-media-online-safety-rules
EU mulls social media restrictions for children under 13 - UPI.com
https://www.upi.com/Top_News/World-News/2026/07/13/eu-social-media-ban-under-13-von-der-leyen/2131783949717/
EU chief considers social media limits for kids under 13 - Fast Company
https://www.fastcompany.com/91572529/european-unions-chief-considering-social-media-restrictions-kids-under-13
We need age-appropriate restrictions on platforms.
This is not about whether children can access social media.
It is about when social media can access our children.
For a safer start online for every child ↓ https://t.co/QheuC3gFzx— Ursula von der Leyen (@vonderleyen) July 13, 2026
小児精神科医のヨルグ・フォゲルト氏と疫学者のマリア・メルキオール氏は、SNSの利用が子どもに及ぼす影響を調査。子どもが利用するSNSは、「無限スクロール」を制限する機能などを備えたものにするよう推奨した上で、3歳未満の子どもについてはスクリーンタイムを設けるよう提言しました。
この報告書を受けて、フォン・デア・ライエン委員長は、13歳未満のインターネットユーザーによるSNS利用を制限する方針を明らかにしました。
政府が若者によるSNSの利用制限を行う動きとしては、オーストラリアで世界初となる16歳未満によるSNSの利用を禁止する法律が成立。2025年12月から施行されています。
世界初の「16歳未満のSNS禁止法」がオーストラリアでスタート、TikTok・X・Instagram・YouTubeなどが対象 - GIGAZINE

このほかにデンマーク、フランス、ドイツ、スペイン、インド、インドネシア、マレーシアでも同様の規制が検討中ないし実施されています。
なお、EU全域で法律として施行するためには、法案は欧州議会およびEU加盟国27カ国による承認を得る必要があり、法案は2026年夏以降に提出される見込み。
EUは予備調査で、TikTokの「無限スクロール」が中毒性のある設計でデジタルサービス法(DSA)違反にあたると判断しているほか、FacebookやInstagramについても同様の理由からデジタルサービス法(DSA)違反だと判断しています。
TikTok中毒の原因「無限スクロール」を廃止するべくEUが動く - GIGAZINE

フォン・デア・ライエン委員長は今回の動きについて、「プラットフォームに年齢に応じた制限が必要であることは極めて明白です。これは『子どもたちがSNSにアクセスできるか』という問題ではなく、『SNSがいつ、どのようにして我々の子どもたちにアクセスできるか』という問題です」と述べています。
