YouTubeチャンネル「ゆっくり遺産の探検隊」が、「【北海道ワーストの人口減少率】中心街から店も街も消えた…衰退がとまらない北海道第二の都市の現状がヤバすぎた【ゆっくり解説】」を公開した。動画では、北海道第2の都市である旭川市を舞台に、巨大な駅前再開発がもたらした光と影、そして中心市街地の空洞化という複雑な現状について解説している。

旭川駅は、木材をふんだんに使用した立派な駅舎を持ち、道北・道東への交通の要所となっている。さらに2015年には、駅直結の巨大商業施設「イオンモール旭川駅前」が開業した。これにより駅周辺は活気を取り戻したかに見えた。

しかし、その一方で古くからの商業エリアである「平和通買物公園」は深刻な衰退に直面している。日本初の恒久的歩行者天国として知られるこの通りでは、かつて西武や丸井今井といった大型百貨店が覇権を争っていた。現在ではそれらの多くが撤退し、100年近く続いた老舗「マルカツデパート」も、運営側のトラブルにより突然の閉店に追い込まれるなど、「衰退を象徴する出来事」が相次いで起きている。

動画では、この空洞化の原因として、モータリゼーションによる郊外の発展や、深刻な人口減少を挙げている。それに加えて、皮肉なことに駅前のイオンが「駅前への一極集中」を引き起こし、結果として周辺店舗の競争を厳しくさせた「行政の誤算」があったと指摘。「イオンは駅前に人を集めることにはできたが、その人たちを平和通りへ回遊させる流れは作れず」と、地方都市の再開発が抱えるジレンマを浮き彫りにした。

それでも旭川市は、現状を打破すべく動き出している。大規模なグルメイベント「食べマルシェ」の開催や、通りを柔軟に活用する社会実験「まちにち計画」など、新たな試みを進めている。旭川市の事例は、単なる地方都市の現状報告ではなく、これからの街づくりのあり方を問い直す、示唆に富んだ内容となっている。