テレビ信州

写真拡大 (全3枚)

7月の食品の値上げは、2500品目以上にのぼります。中東情勢を受けた原油高などが影響していて、ナフサ由来の資材価格などの上昇が、その背景にあります。こうした中、まとめ買いやパッケージを見直すことでお得に買い物をしてもらおうという動きが出ています。

パート(70代)
「(1人分で)1日1000円も買うつもりがないんだけど、お会計してみると、結構いっちゃっている」
パート(40代)
「いつも会計にいって、今までよりも1割2割、合計金額が上がっているというのは実感しますよね。率直に厳しいなという感じですよね。毎日のことなので、やっぱり」

止まらない物価高。

帝国データバンクによりますと、主要な食品メーカー195社による7月の値上げは、パンや即席麺など、2566品目にのぼります。中東情勢を受けた原油高などの影響で、トレーやフィルムといったナフサ由来の資材価格や、原材料の価格が上昇したことが、値上げの品目数を押し上げているとみています。今後、洗剤やオムツなど衛生用品の値上げも順次、予定されていて、食料品以外にも値上げが広がっていく見通しです。

こうした中、佐久市にあるホームセンターで目立っていたのは「大容量」の文字。

「こちらの商品のように『超メガ特大サイズ』という形で販売をしている」

店では物価高を背景に、7月1日から初めて「大容量」サイズの洗剤などの日用品を集めた特設コーナーを作りました。例えば2020ミリリットル入りの大容量の衣料用柔軟剤は、レギュラーサイズで同じ量を購入した場合と比べて141円安くなります。

パート(40代)
「パッと見て、値段は高いんですけど、細かく見れば安くお得なのかなと思います。少ない量でいっぱい買うよりは、ゴミの量も少なくていいのかなと」

物価高の影響で、まとめ買いやコストパフォーマンスを重視した商品選びに、関心が高まっているといいます。

カインズ佐久平店 HC担当 山田めぐみさん
「同じ物でもお得にお買い物をしていただいて、地域の方々に貢献ができれば」

一方、消費者の負担を少しでも軽くしようとする動きは伊那市の菓子店でも。

7月から始めたのは、看板商品の焼き菓子などを詰め合わせる贈答用の箱の再利用です。というのも、店では物価高騰の影響で、7月から菓子全般と箱代を値上げしました。

そこで、買い物客が次回、同じ空き箱を持っていくと箱代が無料になるサービスを始めました。

菓子庵 石川 石川信頼代表取締役
「うちはなかなかいい箱を使っているので、元々150円の箱なんですけど、これが200円になったんですよ。何かできないかなという思いの中で、箱を再利用するという方法を思いついた」

客の負担を減らすとともに、SDGsにも貢献したいという思いです。

常連客
「こういうご時世だからいいことじゃないの。包装が高級感があって、なかなかおいしそうに見える。」

箱は、汚れや破損がなければ回収のみも受け付けていて、希望する客がその箱を利用することもできるということです。