「最後はメッシ」“神業トラップ弾”で証明したアルゼンチンの強さ。日本との決定的な差とは…【W杯】
先制点を奪ったのは、リオネル・メッシだった。29分、リサンドロ・マルティネスのロングパスに抜け出すと、“信じられない”ファーストタッチでボールを足もとに収める。そのまま迷いなく左足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。
相手守備陣を一瞬で無力化した“神業トラップ弾”で、メッシは前回のカタール大会からワールドカップ8試合連続ゴールを達成。自身が持つ大会歴代最多得点も「20」に伸ばした。
「そこは通らないだろう」と思える局面でも縦パスが迷いなく差し込まれるのは、全員の判断基準がブレていないからだ。エースを最も得点しやすい状況へ導くことを、チーム全員が共有している。
一方、日本は上田綺世にどうゴールを奪わせるのか。その形を最後まで確立できなかった。決勝トーナメント1回戦で敗れた背景には、その差もあったのではないか。
「決めるべき選手が決める」。そのシンプルな勝利の方程式を体現したアルゼンチンと、最後まで見いだせなかった日本。両国の決定的な違いが、この試合には表れていた。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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