「妊娠している生徒が多すぎて、学校内に託児所が…」10歳で渡米→アメリカで衝撃的な学校生活…日本人女性(32)が明かす現地で感じたカルチャーショック
10歳でアメリカに渡り、現在はボストンで納豆の製造販売会社「Aya's Culture Kitchen」を立ち上げたRowe綾花さん(32)。神奈川県秦野市で育った彼女は、母親の再婚を機に14歳でミシガン州カラマズーへと引っ越すことになる。そこで目にしたのは、日本では想像もつかないような学校の光景だった。
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Rowe綾花さん ©石川啓次/文藝春秋
「教頭が生徒たちと一緒に麻薬をやってクビになった」
カラマズーの学校に転校した綾花さんを待ち受けていたのは、校内での日常的な殴り合いの喧嘩、常駐する警備員、そして入校時の金属探知機によるボディチェックだった。
「学校に入るときに金属探知機で調べられますし、殴り合いの喧嘩が学校でしょっちゅうあって警察沙汰になる」と綾花さんは振り返る。
騒動はそれだけにとどまらない。同学年の男子生徒が「袋いっぱいに大麻を入れて学校の廊下を歩いていたせいで捕まった」という出来事も起きた。さらには「教頭が生徒たちと一緒に麻薬をやってクビになった」というから驚きだ。
妊娠している生徒が多すぎて、学校の中に託児所が設けられていたという。「これ、私が14歳の時の話ですよ?」と綾花さんは笑いながら話す。
吊り目のジェスチャーをされ…アメリカで受けた人種差別
それでも綾花さんは、前の学校より居心地がよかったと話す。
転校前のミシガン州ノバイの学校では、英語が話せないアジア人として吊り目のジェスチャーをされたり、「チン・チョン・チャン」と繰り返し言われたりするなど、差別的な扱いを受けていた。
一方、カラマズーは生徒の半数が黒人で、ヒスパニック系など多様な人種が混在していたため、「差別的な雰囲気がなかった」という。
「子どもの頃から母親がかなりメチャクチャな人だったので、びっくりするような事態を目にしても動じない性格にはなっていた」と本人は笑い飛ばす。
荒れた環境の中でも綾花さんは猛勉強を続け、学年2番の成績で高校を卒業。その後、全額奨学金でカラマズー大学へ進学し、ハーバードメディカルスクール関連の研究室での勤務を経て、納豆の製造販売事業を立ち上げるまでの道のりが、インタビュー本編で語られている。
〈つづく〉
(「文春オンライン」編集部)
