テレビ信州

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県内で相次ぐ電話でお金詐欺の被害。今年確認された県内の被害額は、既に17億円を超えています。6月には、テレビ信州の記者に日本郵便をかたる不審な電話がかかってきました。手口はどんどん変化しています。

自動音声
「お預かりのお荷物があります。担当者におつなぎいたしますので、このままお待ちください。0を押してください」
不審な男
「はい、日本郵便でございます。 お荷物のお問い合わせということでしょうか」
記者
「何かいま電話来たんですけど」
不審な男
「はい、お預かりしているお荷物の件だと思いますので」

電話はここで突然、切られました。

さらに6日後、別の番号からの電話が…。

不審な男
「役所の方から伝票を1通預かっておりまして、サインが必要なものなのでご連絡差し上げた次第です。不在票を入れさせていただきますので。そちらをご確認していただいて、再配達の設定をお願いしたいんですけども」

丁寧な口調ですが、具体的な自治体の名前などは言われず電話は切られました。

これらは6月、テレビ信州・記者のスマートフォンにかかってきた電話のやり取りの一部です。発信された番号はいずれも「+」から始まる国際電話でした。

そして、最初の電話の通話内容をもう一度よく聞いてみると…。

不審な男
「はい、“にほんゆうびん”でございます」

社名の日本郵便(にっぽんゆうびん)を“にほんゆうびん”と言い間違えています。

県警によりますと、県内で日本郵便や郵便局の職員をかたる不審な電話に関する相談が今年5月に約160件。このうち、約8割が5月20日以降に寄せられています。さらに、6月は25日時点で約210件と不審な電話は急増しています。

男の声
「荷物の中身を確認したら他人名義のキャッシュカードが入っていた。あなたは犯罪に関係しています」
男の声
「あなた宛ての郵便物の中に偽造パスポートが見つかりました。違法なので警察に通報します」

県警や日本郵便によりますと、こうした言葉で私たちの不安をあおった上で現れるのが“ニセ警察官”。日本郵便などを装った電話をきっかけに、“ニセ警察官”が個人情報や現金などをだまし取ろうとしてくるということです。

(※取材のため電話をしています。不審な電話は折り返さないでください)
記者
「取材のため、かかってきた番号に折り返し電話をしてみます。応答はありませんでした」

こうした不審な電話について日本郵便は。

日本郵便信越支社 久保田彩加 広報担当
「弊社(日本郵便)から自動音声でお客さまにお電話することはないです。弊社、正式には日本郵便(にっぽんゆうびん)と言うんですけれども、先ほどのお電話をお聞きする限り、“にほんゆうびん”とかたっているので、そこも1つの(見分ける)ポイントかなと思います」

県警は、心当たりのない番号の電話には出ないことや電話で個人情報を教えないなど、注意を呼び掛けています。