YouTubeチャンネル「THE PROCESS ザ・プロセス」が「金彩工芸士が作る掛け軸のプロセス!ローリング・ストーンズとのコラボ作品」と題した動画を公開した。動画では、日本の伝統技術である金彩工芸を駆使し、世界的ロックバンド「ローリング・ストーンズ」の象徴的なロゴをあしらった掛け軸や着物が完成するまでの、緻密で美しい作業工程を収めている。

動画は、職人が真っ白な布を裁断し、長い作業台に張り付けるところからスタートする。シルクスクリーンのような道具を使って下絵となる繊細な線画を布に転写した後、青いマスキングシートを布全体に覆い被せる。複数の職人たちが分担し、図案の線に沿ってペンで丁寧になぞり、カッターを使ってミリ単位で精巧にシートを切り抜いていく様子が記録されている。

続いて、シートを部分的に剥がしながら、スキージと呼ばれるヘラを使って黒や赤の顔料を布に刷り込む工程へ。シートの隙間から、鶴や花、そしてストーンズのおなじみの「リップス&タン」のロゴが鮮やかに浮かび上がる。その後、金箔や金粉を定着させるための糊を筆で慎重に塗り、極薄の金箔をピンセットと綿を使って一枚ずつ丁寧に定着させていく。さらに、輝きの異なる細かい金粉を刷毛で振りかけ、掃除機で余分な粉を吸い取るという、息を呑むような細やかな作業が繰り返される。

動画の終盤には、黒地に輝く金色の鶴や百合の花々の中に、赤いストーンズのロゴが力強く、かつ違和感なく調和した「NOB MIYAKE kyoto yuzen」の掛け軸や着物が披露される。日本の伝統技術と世界的ロックアイコンが見事に融合した圧巻の仕上がりとなっている。一切の妥協を許さない熟練の技が織りなす芸術的なプロセスは、見る者に深い驚きと感動を与え、日本の伝統工芸の奥深さを再認識させてくれるだろう。

チャンネル情報

工場の製造ライン、伝統工芸の技術、驚きの清掃や大規模な掘削作業に至るまで!プロの仕事がどのように行われているかというプロセスそのものに価値を見出し、その現場を淡々と、そして丁寧に映像化するドキュメンタリーチャンネルです。