ヴィニシウスは違いを見せつけた。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 ピッチ上で"ブラジルとの決定的な差"を見せつけられたシーンがあった。

 2026年6月29日(日本時間30日)、日本代表は北中米ワールドカップ決勝トーナメント1回戦でブラジルに1−2と逆転負けを喫した。試合終盤は相手に押し込まれる時間帯が続き、世界最多5度の優勝を誇るブラジルとの差を痛感させられた展開となった。

 その差を象徴したのが58分の場面だ。

 ヴィニシウスはまず冨安健洋を股抜きでかわしてペナルティエリア内へ侵入。さらに複数の日本守備陣を鮮やかな切り返しで翻弄し、最後はシュートまで持ち込んだ。その一撃はGK鈴木彩艶の好セーブに阻まれたものの、一連のプレーは世界最高峰の個人技そのものだった。

「鉄壁の冨安がまさか...」
 
 そう思わせるほどのインパクトがあった。

 サッカーはチームスポーツだ。しかし、拮抗した試合を動かす最後の一手となるのは、やはり"個"の力である。ヴィニシウスは、その違いをわずか数秒のプレーで示してみせた。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長/現地特派)
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