元金融庁金融教育担当で金融教育家の塚本俊太郎氏が、YouTubeチャンネル「塚本俊太郎の金融リテラシーチャンネル」で「【1ドル180円になったら?】円安時代の資産防衛術|50代・60代が今からできる3つの備え」と題した動画を公開。1ドル180円時代を生き残るための具体的な資産防衛術について解説した。

動画ではまず、1ドル180円になった場合の暮らしへの影響を考察。輸入頼みの日本ではエネルギーや食料の価格が上昇し、家計の負担が増す一方で、インバウンド需要には追い風になると指摘する。さらに、円安が止まらない主な要因として「日米の金利差」を挙げ、政府の為替介入の効果は「一時的にとどまる」と見解を述べた。

その上で塚本氏は、為替の先行きを的確に当てるのは困難であるとし、円安から資産を守る「3つの方法」を提案した。1つ目は「外国株式」。円安が進むと円換算の評価額が上がるため、強力な備えになると述べた。2つ目は意外にも「日本株」。輸出企業が多く円安が業績アップに直結しやすい点に加え、円建て取引のため為替の直接的な影響を受けにくいと語る。3つ目はインフレ時に価格が上がりやすい「不動産(J-REIT)」を挙げ、これら3つの資産に分散投資する重要性を強調した。

具体的な投資比率については、「100-年齢」を株式比率の目安とし、残りの割合を預金や個人向け国債で保有するという分かりやすい基準を提示。「一括投資はタイミングが重要になる」と語り、為替も株式も短期では上下するため、積立投資でタイミングを取らずに投資していくのがいいと推奨。為替の先行きは「わからない」ことを前提に、分散して備える姿勢の大切さを結論付けた。