この記事は以下の動画を基に、動画投稿者の承諾を得た上で、AIライターが執筆しております

世界最悪のテロ組織とも呼ばれた「イスラム国」は、いったいどこから生まれたのか。

2010年代半ば、シリアとイラクにまたがる広大な地域を支配し、虐殺や処刑、恐怖による支配で世界を震撼させたイスラム国。日本人ジャーナリストが殺害された事件もあり、日本でも連日のように報じられていた。

多くの人は「イスラム過激派」と聞くと、宗教的な狂信から突然生まれた理解不能な集団のように感じるかもしれない。しかし、イスラム国は何もないところから突然現れたわけではない。

フリーランス国際協力師の原貫太氏は、自身のYouTubeチャンネルで公開した動画「世界最悪のテロ組織『イスラム国』を生んだ男…メディアが語らないイラク戦争の真実」の中で、イスラム国が台頭した背景を、2003年のイラク戦争から解説している。

当時、アメリカのブッシュ政権は、イラクのサダム・フセイン政権が大量破壊兵器を保有していると主張し、イギリスなどとともにイラクへの軍事攻撃に踏み切った。しかし戦争後、イラクで大量破壊兵器は見つからなかった。

それでもサダム政権は倒れ、アメリカ軍による占領が始まった。だが、独裁政権を倒すことと、その後の社会を安定させることはまったく別の問題だった。

イラク戦争後、旧政権を支えていたバアス党関係者を公職から排除する「脱バアス化」が進められ、イラク軍も解体された。これにより、官僚、教師、技術者、軍人など、多くの人々が職を失った。武器の扱いを知り、組織的に動ける男性たちが、突然社会から排除されたのである。

さらに、サダム政権崩壊後の新しい政治体制の中で、スンニ派住民の間には「自分たちは新しい政治から排除されている」という不満が広がった。国家の制度が壊れ、治安が悪化し、宗派対立が深まる中で、過激派組織が人々の怒りや絶望に入り込む余地が生まれていった。

動画では、アブグレイブ刑務所での米軍による収容者虐待事件にも触れている。「独裁から解放する」としてやってきたはずのアメリカ軍が、イラク人収容者を屈辱的に扱っていた。この事件は、占領への怒りと不信を決定的に深める象徴となった。

さらに重要なのが、ブーカ刑務所だ。イラク南部にあったこの米軍収容施設には、後にイスラム国の指導者となるアブー・バクル・アル・バグダディをはじめ、多くの過激派関係者や旧体制関係者が収容されていた。そこが、後にイスラム国を作っていく人々の人脈形成の場になったとも指摘されている。

もちろん、イスラム国の誕生をブッシュ元大統領一人の責任で説明することはできない。イラク国内の政治対立、宗派間の緊張、シリア内戦、周辺国の思惑など、複数の要因が絡み合っている。また、イスラム国が行った虐殺や恐怖支配は、どのような背景があっても正当化できない。

それでも、ブッシュ政権が始めたイラク戦争と、その後の占領政策の失敗が、イスラム国が台頭する土壌を作ったことは避けて通れない。

原氏は動画の中で、イスラム国を単なる「怖いテロ組織」として見るだけでは、この問題の本質は見えてこないと訴える。

誰が戦争を始めたのか。その戦争によって、どの社会が壊されたのか。誰が排除され、どんな怒りや屈辱が残されたのか。そして、その隙間にどのように過激派が入り込んでいったのか。

動画本編では、原氏が2025年にイラクで撮影した現地映像や、イラクで20年以上支援活動を続ける高遠菜穂子さんの証言を交えながら、イラク戦争とイスラム国誕生の関係を詳しく解説している。

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