アルピナ創業家『ボーフェンジーペン』が『05 GT』発表! BMW M5ツーリングをさらに洗練させた800psの高性能ワゴン
アルピナ創業家の新モデル第2弾
アルピナB5の後継モデルとも言える『ボーフェンジーペン05 GT』が登場した。これは、アルピナを創業し、最近その名称使用権をBMWグループに売却したボーフェンジーペン家による新型車で、BMW M5ツーリングをベースとしている。
【画像】4.4LツインターボV8搭載のエレガントなステーションワゴン【ボーフェンジーペン05 GTを詳しく見る】 全8枚
第1弾の『ザガート』に続いて登場した05 GTは、カーボンボディのクーペよりも価格は抑えられており、新たな道を歩み始めたボーフェンジーペンにおける1つのフォーマットを示すものだ。BMW M4をベースにした限定モデルのザガートとは異なり、05 GTはスタイリング面でもメカニカル面でも、ベース車の根本的な見直しは行われていない。

ボーフェンジーペン05 GT ボーフェンジーペン
とはいえ、ドイツのブッフローエにある自社工場で実施されるこの改造には、約5万ユーロ(約930万円)の費用がかかるようだ。変更点は数多く、その中でも最も重要なのが、フェラーリF430、初代BMWミニ、マクラーレンP1などのデザインを手掛けたことで知られるフランク・ステファンソン氏のスタジオによるエクステリアだ。
05 GTではベースのM5ツーリングの派手さを抑えつつ、サイドの視覚的な重厚感を軽減することを目指した。注目すべき要素はフロントとリアの新しいバンパー、かなり凝ったデザインのサイドスカート、そしてリアスポイラーなどで、フロントには「BOVENSIEPEN(ボーフェンジーペン)」のロゴが刻まれている。
派手さを抑えたエレガントな外装
オーストリアで行われた小規模な発表会で実車を見たところ、05 GTはG90世代のM5よりもかなり控えめな仕上がりとなっており、その走行性能の高さをほのめかす唯一の要素は、アクラポヴィッチのチタン製エグゾーストの4本出しエンドパイプだけだ。これは標準のステンレス製パイプに比べて8kgの軽量化を実現している。
ドライブトレインへの変更は、4.4LツインターボV8エンジン『S68』の再チューニングにとどまる。これに加え、最適化されたエアインテークと高効率のエグゾーストにより、ベースのM5における最高出力728psおよび最大トルク102kg-mから、800psおよび112kg-mへと向上した。

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電気系統は変更されておらず、最大198psと実走行で約56kmの電気走行距離を維持している。ボーフェンジーペンによると、最高速度は305km/hを超え、0-100km/h加速は「3.6秒未満」だという。車両重量は2555kgで、標準のM5ツーリングより5kg重い。
従来のアルピナの顧客層にとって興味深いのは、サスペンションの改良点だろう。実際、05 GTは圧倒的なスピードと、M5を上回る快適性を両立させているという。Mアダプティブダンパーは再チューニングが施され、独自のアイバッハ製スプリングに加え、新しいストラットタワーブレースも装備されている。
ホイールは前後異径ではなく、4本とも21インチアルミホイールが装着されている。仕上げとして、「BOV」マーク入りのピレリ製特注タイヤがこのパッケージを完成させている。
自由にカスタマイズできる内装
インテリアはM5と同様だが、レザーやステッチの色、アルカンターラの使用、さらにはヘッドレストへのカスタムエンボス加工に至るまで、カスタマイズの可能性はほぼ無限大だ。こうした作業には多大な手間がかかるため、歴史あるブッフローエ工場での生産台数は年間100台以下に制限されることになる。当面はすべてツーリングモデルとなる。
納車開始は今年末を予定しており、ドイツでの価格はラヴァリナレザーなどのオプションを除き、19万8900ユーロ(約3700万円)からとなる。この記事で掲載している車両は、オプションを含めて約21万5000ユーロ(約4000万円)だ。

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英国では、購入後のメンテナンスに関してはまだ契約が確定していないが、Sytner BMW社が担当する見込みだ。
