ネット麻雀で実績を残し、リアルでも絶好調の新鋭が、Mの舞台でも大活躍だ。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2026」予選1stステージC卓が6月5日に行われ、塩澤彰大(最高位戦)が2連勝で3rdステージへのジャンプアップを決めた。2位通過は小林剛(U-NEXT Pirates・麻将連合)。

【映像】塩澤彰大、ライバルを突き放すアガリ

 塩澤はネット麻雀「天鳳」の最高段位“天鳳位”を獲得した実績の持ち主。最高位戦ではA2リーグに所属する実力者だ。注目の第1試合は東家から塩澤、小林、奥村知美(協会)、小川光(RMU)の並びで開始した。序盤はプロ歴23年のベテラン女流、奥村がリード。塩澤は東3局に小川から跳満をアガり、奥村に競り掛けていく。

 逆転弾が決まったのは東4局。塩澤は赤2枚の平和をテンパイし、待ちは1・4索。4索はすでに3枚切られており、狙いはドラの1索。この手をダマテンに構えると、親の小川からのリーチとぶつかる形に。奥村がすでに暗刻で持っていた1索だったが、なんとその奥村に4枚目が入った。小川の河に4索があったことでこのドラが打ち出され、塩澤がロン。平和・赤2・ドラの8000点(+300点)で逆転した。このリードを保ち、塩澤が第1試合をトップで終了した。

 試合中は顔をしかめる場面も多かった塩澤だが、合間のインタビューでは「うれしいです、とにかく安心しました」と笑顔に。Mリーグスタジオでの初めての対局は「手が震えることはなかったですが、手出しとツモ切りなどの情報がまったく頭に入ってこなくて、これは緊張しているんだなと思いました」と初々しいコメントを残した。

 第2試合は東家から奥村、塩澤、小林、小川の並び。ここでも塩澤は手牌に恵まれ、東1局は小林から満貫をロン。さらに東2局は奥村から平和・赤・ドラ2の1万2000点をアガりダントツ状態に。その後は安定したゲーム回しで2連勝を決めた。

 完勝で決めた首位での通過、塩澤は「とんでもなく手が入りましたね、うれしいです」とインタビューで再び笑顔に。さらに「点棒を持ったあとにどう打つかが、けっこう難しかった」とコメント。第1試合でトップを取れば通過に大きく近づくが、首位通過なら3rdステージへ進めるMトーナメントだけに、点棒を持ってからの立ち回りにも難しさがあったようだ。この舞台での戦いを「夢のような時間」と喜ぶコメントも。

 打ってみたい選手には竹内元太(セガサミーフェニックス・最高位戦)、渡辺太(赤坂ドリブンズ・最高位戦)といずれも自団体の選手を挙げた。新たな“ネットの神”が次のステージでもMリーガー撃破となるか、再び注目が集まる。

【第1試合結果】

1着 塩澤彰大(最高位戦)5万600点/+70.6
2着 奥村友美(協会)2万2100点/+2.1
3着 小林剛(U-NEXT Pirates・麻将連合)2万400点/▲19.6
4着 小川光(RMU)6900点/▲53.1

【第2試合結果】

1着 塩澤彰大(最高位戦)5万300点/+70.3
2着 小川光(RMU)2万6200点/+6.2
3着 小林剛(U-NEXT Pirates・麻将連合)2万3600点/▲16.4
4着 奥村知美(協会)▲100点/▲60.1

【最終結果】

1位 塩澤彰大(最高位戦)+140.9
2位 小林剛(U-NEXT Pirates・麻将連合)▲36.0
3位 小川光(RMU)▲46.9
4位 奥村知美(協会)▲58.0

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mトーナメント 現Mリーガー40人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者32人、計72人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手、個人タイトル獲得の4選手は、シード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、3rdステージに分けて行われ、勝ち上がった16人がファイナルステージへと進む。賞金総額は3000万円。

ABEMA麻雀チャンネルより)