【栃木・強盗殺人】「最低でも無期懲役の求刑になるのでは」生後7カ月の子を抱える指示役夫妻の運命…犯罪ジャーナリストが解説
5月14日、栃木県・上三川町で69歳の富山英子さん(69)が殺害された強盗殺人事件。これまでに実行役とみられる神奈川県内の高校生4人に加え、指示役とされる竹前海斗容疑者(28)と妻・美結容疑者(25)の計6人が逮捕されている。
「富山さんは胸などを20カ所刺され、失血死しており、駆けつけた2人の息子も負傷。さらに、飼い犬も殺害されるという残虐な事件でした。6人全員が顔を合わせたのは事件当日が初めてで、指示役の夫婦が車や凶器を準備したとされています。警察は、トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)の犯行とみて捜査を進めています」(社会部記者)
強盗殺人は、死刑や無期懲役が科される可能性がある極めて重大な犯罪だ。逮捕時、海斗容疑者は海外逃亡を図って羽田空港におり、美結容疑者は生後7カ月の子どもとともに神奈川県内のビジネスホテルにいた。指示役とみられる夫婦には、どのような量刑が想定されるのか。
元刑事で数々の凶悪事件を担当してきた小川泰平氏はこう解説する。
「事件で夫婦がどの程度関与していたのかを判断するうえでは、『どこまで具体的な指示を出していたのか』や『誰から指示を受けていたのか』といった点が重視されます。
指示役の責任は重く、内容次第では実行役と同等、あるいはそれ以上に重い量刑となる可能性があります。ルフィ事件では、幹部の藤田聖也被告に無期懲役、小島智信被告に懲役20年の判決が言い渡されました。今回も、極めて重い刑罰が科される可能性があります。最低でも求刑は無期懲役になるのではないでしょうか」
また、高校生ら若年層が実行役に加わった背景について、小川氏はこう続ける。
「近年は警察による『仮装身分捜査』が進み、2025年には14件の捜査で5人を逮捕しています。闇バイト側も警戒を強めており、警察官が紛れ込みにくい高校生をターゲットにしているのです。高校生をひとり勧誘すると、『友人を連れてこい』という形で仲間を集めています」
実行犯も指示役も一瞬にして未来を失う。目先の金と引き換えにするには、その代償はあまりにも重すぎた。

