トヨタ「ヴェロズ」

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“ちょうどいいサイズ”のMPV

 トヨタのインドネシア法人は、2026年2月5日から15日にかけて開催されたインドネシア国際モーターショー(IIMS)で、新型の多目的車(MPV、日本のミニバンに相当)「ヴェロズ ハイブリッドEV」を発表しました。

 これは、インドネシア市場における電動化戦略を推進するため投入される、新たなハイブリッド車(HEV)となります。

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 ヴェロズは、主にアセアン地域で展開される3列シート7人乗りのMPVです。そのスタイルはSUVとミニバンを掛け合わせたクロスオーバーデザインが特徴で、ファミリーユースを中心に日常の買い物からレジャーまで、幅広いシーンでの活躍が想定されています。

 ボディサイズは全長4475mm×全幅1750mm×全高1700mm、ホイールベースは2750mmです。特筆すべきは205mmという最低地上高で、これはスズキ「ジムニー」に匹敵する高さを確保しており、路面状況の変化が大きい地域でも扱いやすい設計となっています。リアドアにはヒンジ式が採用され、シートレイアウトは2-3-2です。

 今回公開されたモデルは、新たなハイブリッドシステムを搭載しています。この新しいパワートレインは、1.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンに電気モーターを組み合わせたもので、システム最高出力は111馬力を発揮します。トランスミッションにはCVTが組み合わされ、駆動方式はFWDです。

 ハイブリッド化による外観や内装の変更は、最小限に抑えられています。エクステリアではバックドアにHEVエンブレムが追加され、インテリアはブラックを基調としながらブルーのアクセントカラーが施されています。

 グレードは、スタンダードの「V」、装備を充実させた「Q」、そして専用のカスタムパーツを備えた「Qモデリスタ」の3種類が設定されます。ショーで展示されたのは最上級の「Qモデリスタ」で、専用エアロパーツやホイールアーチプロテクターなどが装着され、より存在感のあるスタイルに仕上げられていました。

 ボディカラーは、ブラック、ホワイト、シルバー、レッドのモノトーン4色に加え、ホワイト、シルバー、レッドのボディにルーフやピラーをブラックで仕上げたツートーン仕様も3色用意されます。

 インドネシアでの価格は3億800万ルピア(日本円で約288万円/2026年3月下旬時点)からとなります。この導入に伴い、従来の1.5リッター純ガソリンエンジン搭載車はラインナップから外れ、HEVに一本化されることになりました。

 同モデルに対し、ネット上やSNSでは最も目立つのは、SUVとミニバンを融合させたスタイルや、日本の道路事情にも合いそうなサイズ感に対して「ライズみたいな迫力ある顔つきでカッコイイ!」「全長4.5m弱で3列シート(7人乗り)という、大きすぎない必要十分なサイズ感が魅力的」「ジムニー並みの最低地上高があるから、ちょっとした悪路や雪道でも安心できそう」「ありそうでなかった絶妙なジャンルの車で欲しくなる」とポジティブな声が多く寄せられています。

 また、「日本で発売してくれたら本気で検討したい」「今の日本のミニバンは大きすぎるか高すぎるから、これ、日本で売って!」といった日本導入を求める意見や、「ハイブリッドで3列シート、この装備内容で約285万円なら割安感がある」といったコストパフォーマンスを評価する声も寄せられています。