◇NTTジャパンラグビーリーグワン1部第12節 三重 24―22 BL東京(2026年3月22日 東京・秩父宮ラグビー場)

 三重がBL東京を24―22(前半7―5)で破り、今季4勝目を挙げて9位とした。2連覇王者を相手に、44―38で勝利した第7節(2月7日)に続く連勝。BL東京は6連敗で5勝7敗となった。

 前半6分、BL東京のSOリッチー・モウンガ(31)が先制トライ。三重は同18分、敵陣22メートル以内でのラインアウトからHOテビタ・イカニヴェレ(26)がFLアセリ・マシヴォウ(29)へと素速くパスをつないでFLマシヴォウが速攻トライを決めた。同39分にはCTB岡野喬吾(24)がトライを決めたかと思われたが、その前にオブストラクションの反則があってトライ取り消しとなった。

 後半8分にBL東京のHOアンドリュー・マカリオ(34)にトライを与えて7―12で迎えた同19分、三重のFB山下楽平(34)がトライを決めて同点に追いつき、CTBダーウィッド・ケラーマン(25)のコンバージョン成功で勝ち越した。さらに同23分にはWTBベン・ポルトリッジ(33)のゲインからWTBテビタ・リー(30)が飛び込んでトライ。その後、BL東京にトライとペナルティーゴール(PG)を1本ずつ与えて逆転された。1点を追う後半39分、ハーフライン付近でペナルティーを獲得するとCTBケラーマンが約45メートルのロングPGを狙うも決まらず。そして後半40分のホーンが鳴った後に再びペナルティーを獲得。少しゴールに近づいた約40メートルのPGをケラーマンが再び狙い、今度は見事に“逆転サヨナラ勝ち”を決めて喜びを爆発させた。

 最後の場面について「信じていました。疑ったことはありません」とキアラン・クローリー・ヘッドコーチ(64)。ゲーム主将を務めたLOフランコ・モスタート(35)も「決めてくれると信じていました」とキッカーに全幅の信頼を寄せていた。劇的な逆転PGでプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたケラーマンは「特別なことは考えないようにした。もちろん緊張はあったけど、チームも主将も信頼してくれたからキックするしかないと思った」と振り返った。この日が50キャップの節目。「チームとして勝ててうれしい。チームの助けなしには成し得なかったことなので」と喜びを表した。