急にエラーで止まる洗濯機にあわてた経験がある人も多いのではないでしょうか? しかし、そういった家電のトラブルこそ「AIに相談することで劇的にラクになる」と、書籍『AI×家事 毎日バタバタな3児ママがAIを使ってみたら、一人で悩む時間が消えた。』の著者であり、自身も男子3兄弟を育てる理系ママの宮崎真理さんは言います。今回、家電がトラブルを起こしたときに役立つAIの使い方を、詳しく教えてもらいました。

※ この記事は『AI×家事 毎日バタバタな3児ママがAIを使ってみたら、一人で悩む時間が消えた。』(扶桑社刊)より一部を抜粋し、再編集しています。

【画像】ChatGPTへの上手い伝え方はコレ!

突然の洗濯機の不具合。取説とスマホを駆使するも…

洗濯機が突然ピタッと止まって、液晶に「E03」。え、なにそれ? と一瞬フリーズしますよね。よりによって今、子どもの体操着が入ってるタイミングで止まらなくても。

とりあえず取扱説明書を探そうにも、あれ? どこやったっけ? 棚の奥? 押し入れ? 思い出せずに小さく「E03…」とつぶやきながら部屋をうろうろ。

ようやく発見しても、無機質な専門用語の羅列に読む気が失せる。「排水ホース確認」って、どこそれ? 結局スマホで検索するけれど、公式サイトや質問サイトは「フィルター掃除」「故障かも」とあてにならない情報ばかり。

しかも検索中に「洗濯槽クリーナー特集」が目に入ってクリックしたら、いつの間にか芸能ニュースまで飛んでしまって…。ハッと我に返れば30分経過。洗濯物はびちゃびちゃのまま、私の集中力だけがどこかへ行ってしまう。

ChatGPTに聞いてみた!

ユーザー:〇〇(メーカー名)の洗濯機「型番△△」を使っています。洗濯の途中で止まってしまい、液晶に「E03」というエラーが出ています。これは何のエラーですか? 業者を呼ばずに自分で直せる方法があれば、手順をわかりやすく教えてください。水がたまったまま止まってしまい困っています。

ChatGPT:「E03」は一般的に「排水エラー(水が流れない)」を示していることが多いです。水がたまったままとのことですので、以下の順に確認してみてください。

1:排水ホースの確認

ホースが折れ曲がったり、重い物の下敷きになったりしていませんか? また、排水口よりホースが高くなっていると流れません。

2:糸くずフィルターのつまり

本体下部にある排水フィルターにゴミがつまっている可能性があります。(※あける際、水があふれることがあるので洗面器とタオルを用意してください)

まずはこれらを確認し、電源を入れ直して「脱水」のみ試してみてください。それでも解決しない場合は、メーカーサポートへの連絡をおすすめします。

●AIはパニックを鎮める相棒。焦る心に冷静さが戻る

トラブル時、人は視野が狭くなり冷静な判断ができなくなります。そんなとき、AIが「まずはここを見て」と手順を示してくれることで、混乱した頭が整理され、落ち着きを取り戻せるのです。

公式サイトの難しい用語ではなく、隣で友人が話すような言葉で説明してくれるのも安心材料。「自分で直せるか、修理を呼ぶべきか」の判断材料を示してもらえるだけで、先が見えない不安が解消されます。

AIは単なる検索ツールではなく、パニック状態の脳に「大丈夫、なんとかなるよ」と余裕を与えてくれる、頼れる存在なのです。

AIに依頼するときのポイント3つ

ここで、ポイントを3つ紹介します。

●POINT1:メーカーと型番を正確に入力

「洗濯機が壊れた」ではなく「メーカー・型番」も入力しましょう。AIはネット上の取扱説明書や学習データから、その機種特有の可能性を整理します。

同じ「E03」でもメーカーによって「排水エラー」か「フタの異常」か意味が異なる場合があるため、型番入力が解決への最短ルートです。

●POINT2:コードと状況をセットで伝える

エラー番号だけでなく、「水がたまったまま」「変な音がする」など、目の前の状況もセットで伝えましょう。

AIは説明書の記述と症状を照らし合わせ、「まずはホースを見て」「次にフィルターを確認」と、可能性の高い順に対処法を提示してくれます。素人がひとりで原因を特定しようと悩むより、はるかに効率的で確実です。

●POINT3:「自分で直せるか」判断基準を聞く

「自分で直せる範囲か、業者を呼ぶべきか」の判断基準を聞いておくのも有効です。「異音が続くなら故障」「ここを見てダメなら修理」といった、行動の分岐点を示してもらいましょう。

公式の説明書にはないユーザー視点の目安を知ることで、「いつまでがんばればいいの」という不安を軽減できます。

トラブルシューティングは「対話」で進める

説明書は一方通行ですが、AIなら対話ができます。

「排水ホースを確認して」と言われて場所がわからなければ、「ホースってどこ?」と聞き返せばいい。やってみても直らなければ、そのまま伝えればいい。すると「次はここを見て」と、別の手を示してくれます。

何度も聞き返せるだけで、気持ちはずっと軽くなる。孤独な作業が、「詳しい人」と一緒に進める作業に変わります。

「これ洗える?」洗濯時の疑問も解決!

AIはこんなときにも便利です!

ユーザー:このタグのついたニットを洗いたいです。家庭の洗濯機で洗えますか? それともクリーニングに出すべきですか? 洗剤の指定や干し方の注意点も教えてください。

ChatGPT:画像を確認しました。【結論】家庭の洗濯機で洗えます(ネット使用)。

表示記号の解説:

・桶の下に線が2本:洗濯機で「非常に弱い」水流で洗えます(ドライコース推奨)。

・三角に×:漂白剤は使えません。

・四角の中に縦線1本+斜め線:日陰で吊り干ししてください。

注意点:おしゃれ着洗い用の中性洗剤を使い、必ず洗濯ネットに入れてください。乾燥機は縮むのでNGです(メモ:洗剤の種類や干し方も教えてくれるから安心)。

●洗濯表示タグを写真に撮ってAIに送ればOK

新しい服や久しぶりの冬服。洗濯表示のタグを見ても「これ手洗い? ドライ?」と迷うこと、ありますよね。記号は複雑で、海外ブランドの見慣れない表示ならなおさらです。ネットで一覧表を探して見くらべるのもひと苦労。

そんなとき、タグの写真を撮ってAIに送れば、「ネットに入れて洗濯機でOK」「陰干しで」と具体的に教えてくれるので、判断の参考になり、縮ませてしまう失敗も防ぎやすくなります。

「これ洗えるかな?」という洗濯前の小さな迷いが消え、家事の手を止めずにすむのはうれしいですよね。