知られざる「レアな」腕時計図鑑 第13回 “二度と同じ限定品を作らない”パテック・フィリップが工場統合を記念して作った「PAGODA(パゴダ)」
高級腕時計の中には、製造本数や販売地域、販売時期が限られている「レアな」時計がたびたび登場します。本連載では、数々の腕時計を見てきたプロフェッショナルが厳選する、レアな腕時計を写真とともにお届けします。
今回は、現行モデルからヴィンテージモデルまで造詣深いロデオドライブ横浜関内店の中嶋研一さんに「パテックフィリップ PAGODA(パゴダ) Ref.5500J」を紹介してもらいました。

パテックフィリップ PAGODA Ref.5500J ※希少なモデルのため、時々の流通状況や個体、付属品のコンディションにより実勢価格が決まるとのこと
パテックフィリップ PAGODA Ref.5500J
○レア度:★★★★☆
どんな腕時計?
1997年ごろにパテックフィリップは、スイス・ジュネーブ市内に点在していた10以上の工房を、ジュネーブ郊外のプラン・レ・ワットに本社工場として一箇所に統合しました。その歴史的なプロジェクトを記念し、製作されたのが「パテックフィリップ PAGODA Ref.5500J」です。

パテックフィリップ PAGODA Ref.5500J
通称の「PAGODA」とは仏塔を意味し、正面から見ると中央部は湾曲にくびれていますが、横から見るとケースからガラス中央部にかけて大きく湾曲しており、まるでタワーの様な独特な美しいフォルムが特徴です。この独特のデザインは、「エッフェル塔」の愛称で親しまれた1940年代の名作「Ref.2441」のオマージュと言われています。
スタッフに聞いた、この腕時計がレアな理由
「パテックフィリップ PAGODA Ref.5500J」は、素材に「プラチナ」「イエローゴールド」「ピンクゴールド」「ホワイトゴールド」を用いたモデルが限定販売されました。生産数は、最も少ない「プラチナ」で数百本、最も多く生産された「イエローゴールド」でも1,100本です。1990年代のモデルなので今はまだ探せば比較的手に入れる機会はありますが、年数が経つにつれどんどん入手は難しくなると思います。

パテックフィリップ PAGODA Ref.5500J
この美しいデザインに私も当時憧れましたが、パテックフィリップの限定モデルは生産を終えると必ず金型を残しません。そのため、似た形のモデルは作れても、全く同じ形のモデルは二度と作ることができません。その意味でも、これからますますレア度が上がっていくモデルと言えます。






中嶋研一 なかじまけんいち ロデオドライブ横浜関内店 アドバイザー 。約20年にわたり数多くの名機に触れてきた、時計専門のスペシャリスト 。現行モデルのトレンドから、奥深いヴィンテージの世界まで幅広い造詣を持つ 。プロの視点による、ユーザー1人ひとりのライフスタイルに寄り添った誠実な提案に定評。
ロデオドライブ:https://www.rodeodrive.co.jp/shop この監修者の記事一覧はこちら
安藤康之 あんどうやすゆき フリーライター/フォトグラファー。編集プロダクション、出版社勤務を経て2018年よりフリーでの活動を開始。クルマやバイク、競馬やグルメなどジャンルを問わず活動中。 この著者の記事一覧はこちら
今回は、現行モデルからヴィンテージモデルまで造詣深いロデオドライブ横浜関内店の中嶋研一さんに「パテックフィリップ PAGODA(パゴダ) Ref.5500J」を紹介してもらいました。

パテックフィリップ PAGODA Ref.5500J
○レア度:★★★★☆
どんな腕時計?
1997年ごろにパテックフィリップは、スイス・ジュネーブ市内に点在していた10以上の工房を、ジュネーブ郊外のプラン・レ・ワットに本社工場として一箇所に統合しました。その歴史的なプロジェクトを記念し、製作されたのが「パテックフィリップ PAGODA Ref.5500J」です。

通称の「PAGODA」とは仏塔を意味し、正面から見ると中央部は湾曲にくびれていますが、横から見るとケースからガラス中央部にかけて大きく湾曲しており、まるでタワーの様な独特な美しいフォルムが特徴です。この独特のデザインは、「エッフェル塔」の愛称で親しまれた1940年代の名作「Ref.2441」のオマージュと言われています。
スタッフに聞いた、この腕時計がレアな理由
「パテックフィリップ PAGODA Ref.5500J」は、素材に「プラチナ」「イエローゴールド」「ピンクゴールド」「ホワイトゴールド」を用いたモデルが限定販売されました。生産数は、最も少ない「プラチナ」で数百本、最も多く生産された「イエローゴールド」でも1,100本です。1990年代のモデルなので今はまだ探せば比較的手に入れる機会はありますが、年数が経つにつれどんどん入手は難しくなると思います。

この美しいデザインに私も当時憧れましたが、パテックフィリップの限定モデルは生産を終えると必ず金型を残しません。そのため、似た形のモデルは作れても、全く同じ形のモデルは二度と作ることができません。その意味でも、これからますますレア度が上がっていくモデルと言えます。






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安藤康之 あんどうやすゆき フリーライター/フォトグラファー。編集プロダクション、出版社勤務を経て2018年よりフリーでの活動を開始。クルマやバイク、競馬やグルメなどジャンルを問わず活動中。 この著者の記事一覧はこちら
