食品ストックを「ムダ買いしてしまう人の共通点」2つ。毎日のストレスが減る管理のコツ
食品ストックのムダ買いを減らし、家族みんなが探しやすくなる整理のコツを紹介します。教えてくれたのは、整理収納アドバイザーとして多くの家庭の片付けをサポートしてきたおまいさん。使いたかった食品が探しても見つからず、結局また買って収納しようとしたら、収納の奥から同じものが出てきてがっかり…。というような経験を減らす、管理方法をお聞きしました。

よくある失敗パターンは分けなさすぎor分けすぎ

食品ストックについて片付け相談の現場でよく見かけるのが、次の2パターンです。
●1:すべての食品ストックをごちゃっと1か所に入れる
引き出しや棚に、とにかく全部まとめてぶち込んでいるパターン。いろんなジャンルのストックが地層のように重なったり、ぎゅうぎゅうになったりすることで、実際に使うときには「どこになにがあるかわからない」状態に。
●2:スーパーみたいに、食品のジャンルで細かく分けすぎる
粉もの、乾麺、カップ麺類、缶づめ、ビンづめ、レトルトカレー、だし類、時短調理品、即席みそ汁、乾物…。スーパーの陳列棚のように、食品の種類ごとに細かく分けてあちこちに収納しているパターン。
一見探しやすそうに感じますが、じつは「どこにどのジャンルのストックを置いたか」を覚えきれないのがデメリット。しかも、そもそもそんなに細かくジャンル分けしないといけないほどの量をもっていること自体が問題かもしれません。
どちらのパターンも、家族に「あれどこ?」と聞かれたり、自分でも探すのに時間がかかったり。夫に「どこになにがあるかわからない」と言われて、イラッとしてしまう経験がある方も多いのではないでしょうか。
ジャンルではなく「使うシーン」で分ける

では、どう分ければいいのか? 答えはシンプル。食品のジャンルではなく、「使うシーン」で分けることです。
スーパーの陳列みたいに「麺類」「缶づめ」「粉もの」と分けるのではなく、「自分がどんなときに使うか?」を基準に考えてみてください。
たとえば私は、こんなふうにシーン別で分けています。
1:「ごはんをつくる気力すらないときに見るエリア」→レトルトカレー、パスタソース、カップ麺など、温めたりお湯を注ぐだけで完結するもの。
2:「調理中に見るエリア」→乾物、缶づめ、時短調理品など、調理中に取り出すもの。
3:「家族が各自勝手にやってくれエリア」→ふりかけ、インスタントみそ汁、お茶漬けの素、カップスープなど、家族が各自で使って欲しいもの。
4:「お茶を飲むときに見るエリア」→ティーバッグ、コーヒー、ココアなど。
このように「どんな場面で使うか?」を基準に分けると、自分だけでなく家族も迷わず探せるようになります。
私が「今日疲れたから簡単にすませたい」と思ったとき、「ごはんをつくる気力すらないときに見るエリア」を見ればすぐに選べます。家族がちょっと汁物をたしたいなと思ったら「家族が各自勝手にやってくれエリア」を見れば、自分で選んで用意できます。そんなふうに、使う人の目線で分かれているとストレスがぐっと減るんです。
探しやすさが毎日の料理をラクにする

「あれどこ?」と探す時間、「また買っちゃった…」と後悔する瞬間、「料理する気力もないのに探すのしんどい…」というストレス。
これらが積み重なると、毎日の暮らしがどんどん重たくなっていきます。
とくに料理は、家事のなかでも圧倒的に時間がかかる作業。朝昼晩と1日3回、365日続きます。だからこそ、「パッと見てなにがあるかわかる」「家族も自分で取り出せる」。そんな状態になるだけで、毎日の料理がぐっとラクになるんです。
食品ストックの「カテゴリー分け」を見直すだけで、キッチンに立つ時間も気持ちも、もっと軽くなりますよ。
