狭小リビングが広く見える裏ワザも。プロが教える「後悔しない」ソファの選び方4つ
家のなかでも使用頻度が高い家具の1つであるソファ。とくに子どもやペットと暮らしていると、「汚れる」「傷つく」といった悩みは避けて通れません。インテリアコーディネーター資格を持つ日刊住まいライターも、かつてはデザイン重視で選んだソファに後悔したひとり。今回は、ライターが実際に暮らして気づいた、機能面、インテリア面ともに「正解だった」のソファ選びのポイントを紹介します。

ボロボロになった「お気に入りのソファ」
筆者は夫と4歳の娘、猫と暮らす3人家族です。7年前に地元工務店で、延床面積26坪の2階建て住宅を建てました。
1階にはLDKと水回りがあり、2階には寝室や子ども部屋があります。

最初に選んだソファは、夫婦ふたり暮らしの頃にひと目ぼれしたファブリック素材のもの。見た目も座り心地も申し分なく、「これでしばらく買い替えはないだろう」と思っていました。
ところがその後、猫を迎え、さらに子どもが生まれると状況は一変。
爪とぎ、毛、食べこぼし…気づけば7年で生地はボロボロになり、掃除をしても清潔感があるとは言い難い状態になっていました。
新しくソファを購入するなら「できるだけきれいに長く使いたい」と考え、買い替えの際に重視したのが次のポイントです。
ポイント1:丈夫で手入れしやすい生地
前提として、ソファに“完全防水”はありません。そのうえで、まずは生地が水に強いとされる素材かどうかをチェックしました。

たとえば合皮は防水ではないものの、表面に水分がしみ込みにくく、汚れてもふき取れることがメリットです。
ファブリックでも水をはじきやすい加工がされたものもありますが、筆者は猫を飼っているため、引っ掻いてもほつれにくい合皮を選択。合皮ソファ用の防水スプレーをして、より手入れがしやすいように対策しました。

また、以前は猫の毛がファブリックに絡みついてカーペットクリーナーやブラシが手放せませんでしたが、合皮にしたことで、日常の掃除はハンディモップでさっと払うだけですむように。
ファブリックのなかにはカバーを外して洗えるものもあるため、「定期的に丸洗いしたい」など、暮らし方に合わせて選ぶと現実的かもしれません。
ポイント2:「掃除がラク」なデザインを選ぶ

次に重視したのが、掃除のしやすさです。ソファの脚の高さが10cm以上あれば、一般的な掃除機はもちろん、多くのロボット掃除機も通れます。
ソファを動かす手間なく床掃除ができるため、ここも譲れないポイントでした。

また、座面と背もたれのクッションが外れるタイプであれば、隙間に落ちたお菓子の食べこぼしや、小さなゴミもしっかり掃除できます。
中材がへたってきた場合も、形を整えやすく、見た目が劣化するスピードを抑えられます。
ポイント3:「低め」の背もたれなら部屋が広く見える

「長く使える」ソファを選ぶ上では、手入れのしやすさだけでなく、日々の使用感も欠かせません。わが家はリビングが狭いため、店頭で見たときの印象よりも、ソファの存在感が強く出てしまいます。
そのため、ゆったり座れる座面の広さは確保しつつ、圧迫感を抑えられるデザインは重要でした。
LDKでは、ソファが壁のようになって空間を分断してしまうことも少なくありません。しかし、背もたれが低いソファは視線をさえぎらず、部屋全体が広く見えるのが魅力。家族の顔も見渡しやすく、自然とコミュニケーションも生まれます。
ポイント4:アームは「低め」「幅広め」が使いやすい

アームの形状も、使い勝手を左右するポイントです。高さが低めのアームは、枕代わりにしてごろ寝をするのに使えたり、家族で並んで座っても窮屈さを感じにくかったりするのが魅力。
また、アームが幅広めのデザインであれば、リモコンやスマホを置いてサイドテーブル代わりにもなります。ソファ周りの家具を増やさずにすむ点も、子どもと暮らす家では助かりました。
実際、わが家のソファは横幅が約180cmありますが、座面幅は150cm前後。両方のアームだけでも30cmほどの幅があります。
大人だけのときと比べ、子どもやペットとの暮らしでは、ソファに求める条件も自然と変わってきます。デザインや価格も大切ですが、汚れにくさや掃除のしやすさ、そして日常的な座り心地まで視野に入れて選ぶことで、納得感のあるソファ選びができました。
これからソファを選ぶ方の参考のひとつになればうれしいです。
