今なお現役、発売から5年のAirPods Maxからまだ見ぬ第2世代を考える
Apple初のヘッドホン、AirPods Maxが発売されたのは2020年12月のこと。今から5年も前の話です。ガジェット業界の5年は長い。5年前の端末となるとかなり古く感じてしまいますが…。
5年の時を経て今なお現役のAirPods Maxから、米Gizmodoが次モデルの姿に思いを馳せています。
5年前、2020年の12月15日に世に放たれたAirPods Max。(Beatsをのぞけば)Apple初となるオーバーイヤーヘッドホンは、サウンドクオリティと価格のハードルをぐんとあげたと思います。発売価格の549ドルは、2016年初代発売のAirPods史上最も高額。
発売5年前とは言いつつ、2024年にアップデートはありました。USB-Cとロスレスオーティオに対応し、新色が登場しましたね。が、これは第2世代ではないマイナーアップデートでした。
5年前に発売したプロダクトを、今なお値下げしないまま販売し続けているのは驚くことかもしれません。が、実際使ってみるとそれもわかる気がします。
(そもそも最初の価格設定がオーバープライスかどうかはさておき、)5年の月日が経っても今なお現役として十分通用する品だからです。
5年間最前線を走り続けることができている理由の1つは、まずANC(アクティブノイズキャンセリング)性能の高さ。
AirPods MaxにおけるANCの素晴らしさは、まずソフトウェアにあります。AirPods Maxに搭載されているH1チップは、AirPods第二世代で登場したチップですが、これがコンピューティングオーディオを進化させ、ANCのアルゴリズム向上を可能にしました。
チップ性能もさることながら、もちろんイヤホンではなくヘッドホンであるということも、パッシブノイキャンとしてANCの音の良さに一役かってはいます。
次の理由は、外音取り込みモード。トランスペアレントモードなどとも呼ばれる機能です。
装着したまま周りの音が聞こえるようにするモードで、多くのヘッドホンで搭載されていますが、AirPods Maxはこれが非常にいい。他社よりも圧倒的に音が自然です。周りだけでなく、自分の声も自然に聞こえるというのも評価が高い理由です。外音取り込みモードのよさは、H1チップと高性能マイクのおかげ。
これらがAppleのハードとソフト、両方ともトップクラスの実力あってこその賜物と思えば、450ドルという価格にも納得できるかもしれません。当然、次世代モデルにかかる期待も大きくなります。
次世代には当然H2チップ(場合によってはまだ見ぬH3)が搭載されるでしょう。H2ではANC性能とサウンドクオリティ、そしてアプデ必須なバッテリーもちも向上するはず。現状の20時間も悪くはないものの、よくもない。NothingのHeadphone 1はANCありで35時間です。BoseのQuietComfort Ultra Headphones(第2世代)は30時間で、ANC性能もAirPods Maxより上です。
ただし、チップのアプデで音とバッテリーが向上しただけでは、5年を経たアップデートとしては不十分。そこで考えられるのが、AirdPods Pro 3で搭載されたヘルス系機能と昨今増えているAI翻訳機能の追加です。これを第2世代へのアップグレード最低ラインとしたいところ。
AirPods Maxの第2世代、AirPods Max 2はいつ出るのか。Apple事情通でお馴染みのBloombergのマーク・ガーマン氏、アナリストのミンチー・クオ氏の両者が予想するのは2027年。なんと、来年でもないんです。つまり、初代発売から7年経つ可能性があると。
流石に長すぎ…でもないんです。AirPods Pro 2が2022年リリース、USB-C版が2023年リリースも、AirPods Pro 3のリリースは今年2025年でした。つまり、毎年新モデルをリリースする必要はなく、3年も間がもったわけです。
ならば、より大型商品のAirPods Maxなら7年はむしろ妥当…なのかもしれません。
