なかなか使う出番の来ないものでも「もしものことがあったら」と手放せない、そんな悩みを抱えている方はいませんか? そんなものの代表格が、「お客様用布団」。収納場所も取るし、手放してしまいたいけれど、もし宿泊客が来たら…。ミニマルな暮らしを発信するOdekoさんも、そんなふうに「お客様用布団」の管理に悩んでいたそうですが、選択肢を広げることで手放すことができたそうです。詳しく伺ってみました。

母ひとりのために用意していた「お客様用布団」

私は関西出身ですが、夫が転勤族だったため(今は早期リタイア済)、結婚後は全国各地を転々としていました。そして新しい場所へ引っ越すたび、旅行も兼ねて実家から母が泊まりに来て、周辺の観光を一緒にするのが恒例となっていました。そのため、母用の「お客様用布団」を用意していたのです。

【写真】ふとんの代わりに収納したもの

しかし、夫婦ともに友人は少なく、また、出身地ではない場所に住んでいるため、母以外の宿泊者はいません。そのうえ母が泊まりに来るのも、転勤先ごとに、数回ずつという間隔。

お客様用布団はかさばるし、清潔を保つために使わないときもたまに干したり、換気したり…と、お手入れに手間がかかっていました。また、引越し先の家によって、収納が多めだったりそうではなかったり。

手放すきっかけは、母の「意外な反応」だった

そんなこともあって、収納が少ない家に引っ越したタイミングで、母に「次は近くのホテルに泊まってもらってもいいか」と聞いてみました。もちろん私が予約などの段取りはします。

そうすると、母は大喜び。ひとり旅気分が味わえる上に、観光はみんなでできると。

家族だったら家に泊まってもらうことが当たり前で、母もそれを喜んでくれているという思い込みがあったのですが、意外とそれだけが正解でもなかったのです。

一度、当たり前を取り払ってみて、ほかの選択肢も検討してみると、以外とうまくいくものなのだなと実感した経験でした。

布団の代わりに「防災備蓄」の置き場所が確保できた

収納を圧迫していた「お客様用布団」を手放してみると、ぽっかりと空間が生まれました。

ちなみにわが家は夫婦2人暮らしで、私は40代、夫は50代。そして、夫はミニマリストではありません。なので、「お客様用布団」を手放してあいたスペースに、収納からあふれていた夫の服やものを収納することができたのです。

そしてさらに、「防災用の備蓄」も収納できました。今までは、収納に収まりきらないものが多くて、「防災用の備蓄」を備えることはあと回しにしていました。

キッチンやほかの小さな収納に「少しだけ」だったのが、水や非常食などを備えることができたのです。

限りある収納。「優先順位」を決めることが大事

わが家の場合、泊まりに来るのが母ひとりだったので、ほぼ自分の一存で「お客様用布団」を手放すことを決められましたが、そうではない状況の方も多いと思います。

ただ、収納場所には限りがあります。

なので、与えられた収納スペースの中で、今の暮らしに本当に必要なものの優先順位を決めて、取捨選択する必要があるのかなと思います。

わが家に泊まりたいという人が万が一現れて、お客様用布団が必要になれば、そのときはレンタルを利用しようかなと思っています。もちろん、母とは遠慮し合う関係ではないので、泊まりたいときは布団をレンタルするとも伝えています。