JRT四国放送

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徳島市の職人が手掛ける「恐竜の和菓子」が今、人気を集めています。

見た目もかわいらしくて、食べる過程も楽しい。

恐竜和菓子の魅力に迫ります。

餅粉と砂糖と水あめを混ぜ合わせた生地に、白あんを練り込んだ「ねりきり」と呼ばれる和菓子です。

でも、これはお菓子の裏側。

何か見えてきました。

正面を覗いてみると…。

その愛くるしさで今、子どもたちに人気の和菓子です。

(記者)
「ようやく、吹く風に秋の気配を感じるようになりました」
「鳴門金時芋餅、和菓子がおいしくなる季節です」

創業からまもなく100年、徳島市の老舗和菓子店「くらもと日の出」です。

(記者)
「和菓子といえば大人のお菓子のイメージですが、んっ、これは恐竜?」

恐竜の和菓子、その名も「ねりきりダイナソー」。

肉食恐竜の王様、ティラノサウルス。

鋭い歯もねりきりでできています。

三本ヅノのトリケラトプス。

草食恐竜だから緑色なのかな?

翼竜の代表格、プテラノドン。

風を受け、今にも飛び立ちそう。

(記者)
「何で、そもそも恐竜の和菓子を作った?」

(くらもと日の出四代目・多田真一郎さん)
「個人的にも恐竜が好き、自分の楽しい気持ちを、人それぞれ込めるものは違う」
「わたしにとって昔思い描いていた、楽しいものとかそういうのを込めて」
「お客さんに楽しい気持ちになってもらおう」

2024年、文化の森で開かれた「トクシマ恐竜展」を子どもと訪れ、構想が膨らみました。

恐竜の特徴を学び試行錯誤を重ね、2024年8月に商品化にこぎつけました。

(くらもと日の出四代目・多田真一郎さん)
「恐竜それぞれに系統、肉食、草食、そういった特徴を捉え、お菓子に反映できたら」
「例えばティラノサウルスなら、肉食恐竜なので牙の部分を強調して」
「いかにも噛みつくぞ、という感じの肉食なりの歯の並びを研究してみたり」
「逆に草食恐竜であるトリケラトプスは、草を食べる用の口の形状があり、それを再現している」

(記者)
「この作業は何?」

(くらもと日の出四代目・多田真一郎さん)
「手、翼竜には翼に手が生えている、翼の手の有無が翼竜と鳥類の区別」
「翼に手!これが結構ポイント」

多田さんは、京都の有名和菓子店で5年間修行し、17年前に家業を継ぎました。

その頃から、趣味でキャラクター和菓子を作り始めました。

その出来は良く、SNSに投稿すると、たびたび話題になっていました。

(くらもと日の出四代目・多田真一郎さん)
「遊び心をお菓子に込めたい、普段お菓子や食べ物で遊ばないと親御さんにしつけられるが」
「そこを逆に遊んでもらおうというコンセプトで」

(記者)
「錦玉羹と羊羹の間に、アンモナイトと恐竜の骨が埋まっています、面白いですね」

(くらもと日の出四代目・多田真一郎さん)
「発掘するような感じで、羊羹と錦玉羹を掘り進めるとアンモナイトが出てくる」

(記者)
「いただきます、これは本当に化石を発掘しているような感覚になる、どんどん掘り進めていく楽しさがある」
「おっ、アンモナイトが見えてきましたよ、きれいに発掘できました」
「アンモナイトは羊羹でできています、太古のロマンの味がします」

多田さんの創作意欲は沸いてくるばかり。

今後は「宇宙」をテーマにした、和菓子づくりにも挑戦したいと話しています。

(くらもと日の出四代目・多田真一郎さん)
「球体を基本として作っていくが、そこでアクセントとして土星とか輪がついているのをどう表現するか」
「木星なら木星の模様、ガス体なのでマーブルをどう表現するか」
「んーハードルが高くて悩んでいるところ」

わくわくすることこそが、ものづくりの原動力。

多田さんの和菓子には楽しむ気持ちという、餡がたっぷりと詰まっています。

多田さんのキャラクター和菓子は有名で、これまでに大手ゲーム会社とコラボもあったそうです。

「ねりきりダイナソー」も人気で、2025年のお盆には1人で8箱購入した人もいたそうです。

見て、食べて楽しい和菓子の話題でした。